「舌を巻く」「舌が回る」「舌先三寸」などなど「舌」にまつわる言葉は多いですね。食べたり味わったりする器官ですが、もうひとつ、重要な役割が「発音」です。気持ちを外に向けて表現する器官なだけに、「舌」を使った言葉にはさまざまな意味が込められているようです。
2018年09月21日
「舌を巻く」「舌が回る」「舌先三寸」などなど「舌」にまつわる言葉は多いですね。食べたり味わったりする器官ですが、もうひとつ、重要な役割が「発音」です。気持ちを外に向けて表現する器官なだけに、「舌」を使った言葉にはさまざまな意味が込められているようです。今回はそんな「舌」にまつわる「舌を鳴らす」「舌鼓を打つ」の二つの言葉をご紹介します。
「舌を巻く」「舌が回る」「舌先三寸」などなど「舌」にまつわる言葉は多いですね。食べたり味わったりする器官ですが、もうひとつ、重要な役割が「発音」です。気持ちを外に向けて表現する器官なだけに、「舌」を使った言葉にはさまざまな意味が込められているようです。
「舌を鳴らす」という慣用句があります。舌を上あごにあててはじき鳴らすことを言うのですが、これはどのような気持ちを表しているのでしょう。
それでは続けてもうひとつ。
最後に、「舌鼓」ということば、どのように読んでいますか? 「鼓」は日本の伝統的な打楽器で「つづみ」と読みます。舌(した)+鼓(つづみ)ということで、読み方は「したつづみ」が正解です。ただし、「したづつみ」という読み方も慣用的に使われ、定着しているため、現在多くの辞書では両方の読み方を載せています。同様に満腹なことを「腹鼓を打つ」と言います。「狸の腹鼓」などとも言いますね。こちらも「はらつづみ」が正確な読み方ですが、慣用的な「はらづつみ」という読み方も許容されつつあります。時代に合わせて言葉は変わっていくものですが、言葉の背景にある文化も抑えて、正確な読み方を覚えておくといいですね。