『乳酸菌が入った青汁』が発売10周年を迎えました

発売当初のコンセプト

発売時のコンセプトは「すっきり飲みやすく美味しい青汁」。
今でこそ美味しく調整された青汁や、フルーツなどを添加した青汁が多く出回っていますが、2012年当時は青汁といえば苦い・まずいが当たり前でした。テレビ番組の罰ゲームなどで目にした記憶がある方もいるのではないでしょうか。しかし、当時の開発チームはお客様に長く続けていただくことを第一に考え、美味しい味にとことんこだわった青汁をつくることにしました。どんなに栄養豊富でも、つらいことはなかなか続けられないものです。
そのような想いで開発を始めましたが、飲みやすさや美味しさを追求するあまり、何度も何度も試行錯誤を重ねて開発期間が延びてしまいました。発売を数か月遅らせてくれるよう、社長に頭を下げたのも今はいい思い出、と担当者は語ります。

～担当者コメント～

開発当時、「乳酸菌」というワードを商品名に入れるかどうかは、社内でも意見が分かれていました。他社の製品で乳酸菌入りを大きく謳っているものはなく、お客様にどのような印象を与えるかも未知数であったためです。
最終的には、野菜の栄養と100億個の乳酸菌が同時に摂れるということは、健康を意識するお客様にとってメリットであるはずという考えのもと、現在の『乳酸菌が入った青汁』という商品名になりました。
結果的にこの決定が、グルコサミン※に次ぐ第２のヒーローアイテムを生むことになりました。
※世田谷自然食品の看板商品「グルコサミン＋コンドロイチン」のこと。
　発売から20年、ぐるぐるぐるぐるグルコサミン♪のテレビCMで知られる。

「2021年の乳酸菌関連商品市場は、前年比0.1％増の7,784億円となっている。」
「2022年の乳酸菌関連商品市場は、前年比0.3％増の7,805億円となる見込み。健康食品や加工食品では機能性の広がりのほか、独自性の高い乳酸菌の活用や乳酸菌配合商品の広がりなどにより、引き続き市場規模は拡大していくとみられる。」
（TPCマーケティングリサーチ株式会社のプレスリリースより引用）
このように、今でこそよく耳にするようになった「乳酸菌」というワードですが、2012年当時、商品名にまで入れるのは勇気のいる決断だった、と担当者は振り返ります。

乳酸菌が入った青汁10年の軌跡

開発期間の延長を経て、2012年12月7日に発売。
2013年から広告の露出が増えていき、TV・新聞・折込チラシというマス媒体で大きく展開。
その後もリピート・継続してくださるお客様が非常に多く、広告を出し続けることができました。
テレビCMでは、もともと乳酸菌が入った青汁をご愛飲くださっていたタレントさんを起用するなど、視聴者が味や飲む時のことをリアルにイメージしやすいよう工夫しています。
そうして売り上げを堅調に伸ばしていき、2022年3月には累計出荷5億杯を超える人気商品に成長。今では世田谷自然食品を支える、堂々たる看板商品です。
2022年5月にはパッケージサイズを環境に配慮して改良するなど、時代や社会にも受け入れられる商品を目指しています。

乳酸菌が入った青汁