健康メニュー|イースター(復活祭)とは なぜ卵を食べるの?
イースターは、日本では最近やっと耳にするようになったイベントですが、キリスト教圏ではクリスマスよりも重要なお祭りとされています。今回はイースターの由来、シンボルとされる卵や行事食などについてご紹介します。
イースターは、日本では最近やっと耳にするようになったイベントですが、キリスト教圏ではクリスマスよりも重要なお祭りとされています。今回はイースターの由来、シンボルとされる卵や行事食などについてご紹介します。
イースター(復活祭)とは?
■キリストが奇跡を起こし復活したことを祝うお祭り
キリスト教の始祖であるイエス・キリストは、弟子の裏切りによって捕らえられ、十字架にかけられて処刑されたといわれます。しかし、処刑の3日後には復活の奇跡を遂げたと伝えられていて、その“キリストが復活した日”を祝して行われる“復活祭”が、イースターなのです。
■毎年「春分の日のあと、最初の満月の次に来る日曜日」
イースターの日は「春分の日のあと、最初の満月の次に来る日曜日」、つまり毎年日付が変わる移動祝日です。キリスト教のなかでも西方教会(カトリック・プロテスタント)と東方教会では暦が違うことから、違う日になっています。日本では西方教会の日付を用いるのが一般的です。
イースターにはなぜ卵を食べるの?
■復活の象徴とされる「卵(イースターエッグ)」
生命が産まれる卵は、復活の象徴とされ、イースターを祝うごちそうによく用いられます。食べるだけでなく、卵にペイントや飾り付けをした「イースターエッグ」もイースターが盛んな国ではよく作られています。このイースターエッグをスプーンにのせて落とさないように競走したり、家や庭に隠されたイースターエッグをみんなで探したりする楽しいイベントもあります。
■繁栄の象徴とされる「うさぎ(イースターバニー)」
うさぎは多くの子を産むことから繁栄の象徴とされ、「イースターバニー」としてお祭りを彩るモチーフのひとつです。イースターの盛んな国では、帽子にうさぎの耳風のモチーフやイースターの飾りを施してかぶる「ボンネットパーティ」もよく行われています。
イースターメニューに挑戦してみよう
■定番のイースターメニューは「デビルドエッグ(ウフ ミモザ)」
敬虔なクリスチャンはイースターの前に断食を行います。といっても、食事をまったく摂らないのではなく、回数や量を控えたり、肉魚や卵を控えたり、節制をしたりするといったさまざまな方法が見られます。そうして、断食が明けるイースターに卵料理などのごちそうを用意するのです。
定番のメニューである「デビルドエッグ」は、ゆで卵の卵黄を取り出して味付けをし、卵白のなかへ戻すように盛り付けるというもの。「デビルド~」という名は卵黄にスパイシーな味付けをすることに由来した名前で、ヨーロッパでは「ウフ ミモザ」とも呼ばれます。
■ゆで卵は栄養的にもぜひ積極的に食べたい
デビルドエッグにも使われるゆで卵は、筋肉のもととなる良質なたんぱく質など、豊富な栄養素を含んでおり、ぜひ積極的に食べておきたい食材です。イースターを楽しむのと併せて、ゆで卵を食べる習慣もぜひ取り入れてみましょう。
ゆで卵について詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
■うさぎはデザインや盛り付けのモチーフに
イースターの象徴といっても、うさぎはその肉をごちそうとして食べたりするのではなく、もっぱら料理のデザインや盛り付けのモチーフとして使われます。うさぎの特徴的な長い耳やつぶらな目、丸みのあるシルエットは、飾り切りや型抜きなど、目でも料理を楽しむのにぴったり。かわいらしくてお子さんも喜ぶモチーフですし、いつもと違うごちそうになること請け合いです。
クリスマスはもちろん、バレンタインデーやハロウィンなど、海外に由来を持つお祭りも上手に楽しんでいる日本の人々。イースターはキリスト教にまつわるお祭りではありますが、宗教にこだわらず、ハッピーな気持ちになれるお祭りとして自分たちなりに楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
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