健康メニュー|たまごスープを毎日楽しむ 味を変え・具材を変えて
手軽で栄養にも優れているけれど、味付けや具材などがマンネリ化しがちなたまごスープ。実は、ちょっとしたアイディアで、味も具材もバリエーションが広がるメニューなのです。今回は、たまごスープの栄養や、おすすめの味付け・具材についてご紹介します。
手軽で栄養にも優れているけれど、味付けや具材などがマンネリ化しがちなたまごスープ。実は、ちょっとしたアイディアで、味も具材もバリエーションが広がるメニューなのです。今回は、たまごスープの栄養や、おすすめの味付け・具材についてご紹介します。
毎日食べたい「たまごスープ」
■良質なたんぱく質を毎日摂れる
卵のたんぱく質には、体に必要なアミノ酸全てがバランスよく含まれています。体力の衰えを防ぐには、筋肉の素となるたんぱく質が欠かせません。たんぱく質は年齢とともに不足しがちな栄養素でもあることから、習慣的に摂ることがすすめられています。
■相性のよい具材が多く、栄養も逃しにくい
卵を摂るならゆで卵や目玉焼きでもよいのですが、スープに仕立てることで野菜など、ほかの食材も一緒に摂れます。卵自体にくせがなく、相性のよい具材が多いのも特徴です。また、野菜は加熱したりゆでたりするとビタミンCが失われがちですが、スープなら野菜から流れ出たビタミンCも逃しません。
■かきたまは体にもやさしい食べ方
生卵やゆで卵に比べて、半熟卵やスープの定番「かきたま」は消化吸収がよいとされています。なかでもかきたまはしっかり火を通すので、生や半熟と比べて細菌などの心配も減らせて、より体によい食べ方といえるでしょう。
味を変え・具材を変えてたまごスープを習慣に
■定番のネギとわかめを、減塩効果も期待できる和風だしと一緒に
たまごスープの定番といえばネギとわかめを加えた中華味ですが、和風のだし味もよく合います。かつお、昆布、椎茸と複数のだしを組み合わせれば、うま味が増すので減塩してもおいしくなりますし、腹持ちをよくしたり、体をあたためたりする効果も期待できます。
ネギとわかめも和風だしに合うだけでなく栄養たっぷり!特にネギは免疫力をアップさせるはたらきがありますから、風邪が心配な時などにはもってこいです。わかめも食物繊維が豊富で、おなかを整えてくれます。
だしやネギについては、下記の記事も参考にしてみてください。
■中華味は、食感に個性のある具材で栄養も歯ごたえもアップ
スープを定番の鶏だし中華味にするなら、具材の食感にこだわってみましょう。ごまは噛むと香りがよいのに加えて、血液をサラサラにするといわれる不飽和脂肪酸が豊富です。シャキシャキした歯ごたえが楽しいチンゲン菜はβカロテンが多く、若々しさを保つ抗酸化作用や免疫力アップが期待できます。きくらげには骨や筋肉を健やかにするビタミンDがたっぷり。これも年齢とともに不足しがちな栄養素なので、卵と同じく意識して摂りたいところです。
■トマト味で大胆アレンジ!洋風メニューにも合わせやすい
卵とトマトの炒め物は中華料理の定番ですが、スープにするならチキンコンソメ味で、彩りも鮮やかなホウレンソウを加えて仕立ててみましょう。卵が合うのはもちろん、洋風メニューにもぴったりの一品になりますよ。トマトは抗酸化作用に優れたリコピンに加えて、ビタミン類も豊富。ホウレンソウは血液を健やかにする鉄分を多く含んでいますが、卵のたんぱく質は鉄分の吸収も促しますから、栄養面でも相性抜群なのです。
トマトについては、下記の記事も参考にしてみてください。
■お子さんにも人気のカレー味はスパイスの健康効果に期待
卵はもちろんのこと、どんな具材も合わせやすいカレー味。かきたまでまろやかになったスープはお子さんにもおすすめです。カレーのスパイスにも、疲労回復、消化促進、冷え性対策、免疫力アップなどのさまざまな効果が期待できます。カレールーではなく、カレー粉+だしで味付けすると、油脂や塩分を減らせてよりヘルシーです。
■朝食パン派にもおすすめ、カルシウムたっぷりのミルクコンソメ味
牛乳は骨を健やかにするカルシウムも豊富ですし、実は良質なたんぱく質もたっぷり。牛乳を使うことで、パン食にも合わせやすくなります。具材を選ばない味ですが、青菜を入れるとビタミンCや食物繊維を補えますし、彩りもよくなりますよ。
関連する投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。
健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ
魚を食べることは体にいいと分かっているのに、調理の手間や骨が苦手といった理由で敬遠する方も多いよう。実際、どの世代でも性別に関わらず魚の摂取量は減少しています。そんな今だからこそ知ってほしい、魚を食べることのメリットや、手軽に食事に魚を取り入れるコツをご紹介。今より少しだけ魚を食べることからはじめましょう!
野菜の豆知識|おいしい柑橘のキーワード「タンゴール」って知ってる?
柑橘類にはさまざまな品種がありますが、みかんやオレンジという異なる品種をかけ合わせた「タンゴール」は、それぞれの柑橘類の特徴を持ち合わせた柑橘類です。今回は、タンゴールの基本と代表的なタンゴールについて解説します。
最新の投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。