健康習慣|注目の調理法「コールドスタート(コルスタ)」でヘルシーに
フライパンで調理をする時、まずは熱したフライパンに油をなじませてから食材を入れることが多いでしょう。「コールドスタート(コルスタ)」は、その常識をくつがえすようなフライパンによる調理法。フライパンに油と食材を全て入れてから火をつけます。コールドスタートで調理をすると、低温の状態からじっくり火を通すので、肉や魚、野菜のうま味が引き出されます。焦げつきや油ハネもしにくく、コンロやレンジフードがベタつかないというメリットもありますよ。
フライパンで調理をする時、まずは熱したフライパンに油をなじませてから食材を入れることが多いでしょう。「コールドスタート(コルスタ)」は、その常識をくつがえすようなフライパンによる調理法。フライパンに油と食材を全て入れてから火をつけます。コールドスタートで調理をすると、低温の状態からじっくり火を通すので、肉や魚、野菜のうま味が引き出されます。焦げつきや油ハネもしにくく、コンロやレンジフードがベタつかないというメリットもありますよ。
コールドスタート(コルスタ)調理とは?
コールドスタートとは、フライパンを使ったいま注目の調理法。フライパンに油と食材を入れてから火にかけ、フタをして加熱します。食材が冷たい状態から少しずつ温度を上げ、じっくりと火を通すため、コールドスタート調理には低温調理のような効果があると考えられています。こうすることで、肉や魚はしっとりジューシーに、野菜は素材本来のうま味と食感が生きた仕上がりになります。
また、コールドスタート調理では、どんな料理も失敗しにくいといわれています。弱火で加熱するためフライパンが高温になりすぎず、焦げついたりくずれたりする心配がないのです。さらに、コールドスタート調理では油が跳びはねることもなく、コンロの周りが汚れるのを防ぐこともできます。
コールドスタート(コルスタ)調理のメリット
■素材のうま味でおいしく減塩
コールドスタート調理でつくる料理は、フライパンにフタをしてじっくりと低温で加熱していくことで、野菜のうま味がギュッと凝縮されます。一緒に肉や魚を合わせれば、食材から出るだしを野菜がたっぷり吸ってくれます。そのため、味付けがひかえめでも満足感があり、おいしく減塩をすることができます。
■たっぷりの野菜で食べごたえアップ
野菜はコールドスタート調理による加熱でかさが減り、生のままでは食べきれない量でも無理なく食べられます。低カロリーな野菜をたっぷり食べることによって満腹感を得られるので、主食の摂りすぎを防ぐのにも役立ちます。
コールドスタート(コルスタ)調理に挑戦してみよう
■フライパンはフッ素加工が施されたものがおすすめ
コールドスタート調理でまず大切なのは、フライパンの選び方。焦げつきにくく少ない油で調理ができるフッ素加工のフライパンを選ぶのがポイント。取っ手を取り外せるタイプなら、調理後にそのまま食卓に出せるので時短にもつながります。
■点火前にフライパンに油と食材を入れる
コールドスタート調理では、フライパンを熱する前に油と食材を入れます。油をフライパンの表面に薄く広げるように塗ったら、材料を並べていきます。この時、水分が多い野菜をフライパンの底に敷き詰めるようにするのがポイント。こうすることで、野菜がクッションのような役割をして焦げつきにくくなります。
■火をつけたらフタをしてそのままに
フライパンにひと通り材料を並べたら、火をつけます。コールドスタート調理では、基本的に弱火だけでじわじわと加熱をします。フタをするとフライパンの内部に熱が閉じ込められ、火が通りやすくなります。途中でかき混ぜたり鍋をあおったりする必要はありません。食材に十分火が通ったらできあがりです。
調理法を少し変えるだけで、いつもの料理がぐっと味わい深く、ますますヘルシーになります。やり方に慣れれば、料理のバリエーションも広がりそう。コールドスタート調理で、新しいおいしさを発見してみませんか?
関連する投稿
寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
木の棒を投げてピンを倒す、ボウリングのようなスポーツ「モルック」。一見シンプルながら、点数計算やゲームの進め方などには意外と戦略性があり、脳トレにもなるスポーツとして近年注目されています。今回は、モルックの概要についてご紹介します。
最新の投稿
引っ越し時や家電製品の買い替えなど、不用なものが発生した時に困るのが、処分方法ではないでしょうか。不用品の処分は品目によって方法が異なり、業者を利用するなどの方法もあります。そこで今回は、家庭で発生した不用品の処分方法について解説します。
健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ
魚を食べることは体にいいと分かっているのに、調理の手間や骨が苦手といった理由で敬遠する方も多いよう。実際、どの世代でも性別に関わらず魚の摂取量は減少しています。そんな今だからこそ知ってほしい、魚を食べることのメリットや、手軽に食事に魚を取り入れるコツをご紹介。今より少しだけ魚を食べることからはじめましょう!
日本人にとって身近な桜。実は、桜の種類は数百種にものぼることをご存じでしょうか。広く知られる品種に「ソメイヨシノ(染井吉野)」、「ヤエザクラ(八重桜)」、「シダレザクラ(枝重桜)」などがありますが、その他は、あまりなじみがないのではないでしょうか。今回は、名前は知られていなくても、街角や観光地などに咲く桜をご紹介します。
肥満のもと、健康の敵と、なにかと悪者にされがちな「あぶら(脂質)」。しかし、生きていくために欠かせない栄養素でありむやみに断ってしまうと健康に悪影響をおよぼします。最近はエゴマ油、アマニ油など体にいいと注目されている食用油もあります。あぶらの性質や効果を学び、美味しく健康的に摂り入れましょう。
野菜の豆知識|おいしい柑橘のキーワード「タンゴール」って知ってる?
柑橘類にはさまざまな品種がありますが、みかんやオレンジという異なる品種をかけ合わせた「タンゴール」は、それぞれの柑橘類の特徴を持ち合わせた柑橘類です。今回は、タンゴールの基本と代表的なタンゴールについて解説します。