健康習慣|夏も冬も! 保存版「温冷浴」のススメ
緊急事態宣言発出の影響により、温泉やサウナで気軽にリフレッシュできる温浴施設の休業が相次ぎました。日ごろから温浴施設を利用していた方にとっては、リフレッシュの場が失われてしまったと感じたのではないでしょうか。そんななか、サウナと似た効果を得られる「温冷交代浴」、いわゆる「温冷浴」が注目されています。そこで今回は、季節を問わず健康効果が期待できる温冷浴の効果と方法についてご紹介します。
緊急事態宣言発出の影響により、温泉やサウナで気軽にリフレッシュできる温浴施設の休業が相次ぎました。日ごろから温浴施設を利用していた方にとっては、リフレッシュの場が失われてしまったと感じたのではないでしょうか。そんななか、温浴施設へ行かずともサウナと似た効果を得られる「温冷交代浴」、いわゆる「温冷浴」が注目されています。そこで今回は、季節を問わず健康効果が期待できる温冷浴の効果と方法についてご紹介します。
熱い湯と水風呂へ交互に 「温冷交代浴」とは?
温冷交代浴(温冷浴)とは、温度差のある、お湯と水へ交互に浸かる入浴法。温度の高い場所に一定時間いたあとに水風呂に入る、という意味ではサウナと似ており、一定温度の浴槽のみに浸かる普通の入浴とは異なる効果も得られます。
温冷浴は、元々ヨーロッパで温泉療法として行われてきた方法です。温冷浴の効果については海外で研究が行われたことがあり、疲労回復に加えてケガの回復のサポート、筋肉痛を和らげる効果やパフォーマンス向上効果が認められています。そのため、最近ではアスリートが疲労回復のために取り入れているほどです。
なぜ温冷浴にこのような効果があるのかというと、熱い湯と水風呂で交互に温冷刺激を与えることにより、交感神経が刺激されるからです。交感神経へ刺激が与えられると筋肉が収縮し、疲労により発生した炎症物質の減少、むくみ改善、冷え性の予防や新陳代謝アップによるダイエット効果などが期待できます。冬の寒い時期に体をあたためるだけでなく、暑い時期に温冷浴を行うとクールダウンでき、入浴後の汗を抑えるのにも効果的です。
「温冷交代浴」を体験してみよう
温冷浴は、40~42℃のお湯と30℃ほどのぬるま湯で行います。温泉などの温浴施設で温冷浴を行う場合は、熱めの浴槽とぬるめの浴槽2つがある場所が理想的です。基本的な温冷浴は、以下の手順で行います。
1.かけ湯をして体を慣らしてから、熱い方の浴槽に肩まで2~3分浸かる
2.ゆっくりと熱い浴槽から上がり、ぬるめの浴槽に1~3分浸かる
3.これを3回繰り返す
温冷浴で注意したいのは、2種類の浴槽の温度差です。熱いお湯に浸かったあと、すぐに冷たい水に入ると血圧が急上昇し、心臓へ負担をかけてしまいます。寒い時期の入浴時に起こることが多い「ヒートショック」と同様、血圧の急上昇による心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしかねないため、心疾患や脳疾患のある方、高血圧の症状がある方は温冷浴を控えるべきでしょう。
温度差やヒートショックについては、以下の記事も参考にしてみてください。
自宅でも実践できる温冷浴の方法
温冷浴は2つの浴槽がなければできないのでは、と思われる方がいるかもしれません。一般家庭で2つの浴槽を使うことは難しいですが、浴槽が1つでも、少し方法を変えるだけで自宅でも温冷浴を実践できます。自宅で温冷浴を行う場合は、水風呂の代わりにぬるま湯のシャワーを使いましょう。2種類の浴槽を使った温冷浴よりも温度差が小さいので、体への負担を軽減でき、気軽に挑戦できるのでおすすめです。
自宅で温冷浴をする方法は、基本的には2つの浴槽を使う方法とほぼ同じですが、浴槽に張るお湯を40℃ほどに設定し、30℃ほどのぬるま湯のシャワーを水風呂の代用とする点が異なります。つまり、熱い浴槽に3分ほど浸かったあとにぬるま湯のシャワーをかける、これを3回繰り返し、最後にサッと熱いお湯に浸かって体をあたためます。
この方法の注意点は、シャワーを冷たくしすぎないこと。全身に冷たいシャワーをかけると血圧の急上昇につながってしまうため、ぬるま湯のシャワーは手足の先に30秒かける程度にしておくこともポイントです。
温冷浴は疲労回復や代謝アップなどのほか、暑い時期には汗を抑え、寒い時期は冷え性の予防効果も期待できる、1年を通して実践できる健康法です。無理のない範囲で行い、健康増進に役立ててみてください。
関連する投稿
気温差が大きくなりがちな季節の変わり目に、風邪や花粉症のような症状に悩まされた経験はありませんか?それはもしかしたら、「寒暖差アレルギー」かもしれません。今回は、寒暖差アレルギーの症状や風邪・花粉症との違い、寒暖差アレルギー対策について解説します。
健康習慣|「スロースクワット」軽い負荷・少ない時間で筋肉アップ!
新しい年になると、心機一転、「今年こそ運動不足を解消したい」と意気込む方も多いのではないでしょうか。でも激しい運動は続かないし、ケガも心配……。そんな方にこそおすすめしたいのがスロースクワット。軽い負荷・少ない回数でも筋肉にしっかり効く、効率的なトレーニング方法です。1セット1分未満でも継続すれば大きな効果につながります。
健康法|のどの乾燥・痛み・イガイガに! 覚えておきたい暮らしの知恵4選
秋冬になると空気が乾燥するため、もともとのどが弱い人はもちろん、普段は気にならない方ものどの違和感を抱きやすくなります。今回は、のどの乾燥対策に役立つ健康法をまとめました。毎日の生活で手軽に取り入れやすいものばかりですので、ぜひお役立てください。
体を動かすことは健康維持によいことですが、運動に慣れていない方や運動をする習慣がない方にとっては、続けるのが難しいもの。今回は、三日坊主にならないよう運動習慣を身につけるためのコツを解説します。
平日に睡眠時間を十分に取れない時、休日にその分を取り返すために普段より多い睡眠時間を取って寝だめをしてしまうことはありませんか?数字上はしっかり眠れていたとしても、寝だめによって「ソーシャルジェットラグ」の状態になり、体調に悪影響を及ぼすことがあります。今回は、寝だめとソーシャルジェットラグの基礎知識、健康リスクを上げないための睡眠について解説します。
最新の投稿
健康メニュー|暑くなる前に「煮込まないスープ」のレパートリーを増やそう
「煮込まないスープ」は、短時間で手軽に作れるので忙しい朝や暑い時期にもぴったりだと最近話題のメニューです。今回は、煮込まないスープを作る際に押さえておきたい煮込み時間を短縮するためのコツやおすすめの具材・味付けのバリエーションを解説します。
健康メニュー|「春雨」の名付け親は日本! その由来とおいしい活用法
「春雨」と聞くと、天気と食材のどちらを思い浮かべますか。実はこの二つは、まったく無関係ではありません。今回は、身近な食材である春雨の名前の由来や特徴、便利な使い方など、知っておきたい豆知識をご紹介します。
洋食店や喫茶店など、幅広い飲食店で提供されているナポリタンは、パスタの本場イタリアには存在しない日本生まれのメニューであることをご存じでしょうか?今回は、老若男女に愛されているナポリタンの発祥や名称の由来、ご当地メニューとしてのナポリタンなどについて解説します。
2026年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車の交通違反に「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」が導入されます。今後は、交通事故の原因となるような、悪質・危険な違反であった時には反則金が科されることになります。「自転車だから大丈夫」と思っていた行為が、実は違反だった――そんなケースもあるかもしれません。この機会に、自転車の交通ルールをあらためて確認しておきましょう。
健康メニュー|せいろ蒸し 素材のうま味や栄養を逃さずおいしく
食材を並べて蒸すだけの「ほったらかし調理」で、素材のうま味や栄養を逃さず調理できる「せいろ蒸し」は、ヘルシーな調理方法として人気が再燃しています。今回は、せいろ蒸しの基本とせいろの選び方、おすすめメニューをご紹介します。
