メイク|シミや肝斑をナチュラルに隠すベースメイク術
見た目年齢に影響するシミや肝斑(かんぱん)。どうにかメイクで隠そうとすると、ファンデーションが厚塗りになってしまったり、コンシーラーが悪目立ちしたりしてしまいがちです。大きく目立つ濃いシミや両頬からこめかみにかけてぼんやりと広がる肝斑を上手に隠すには、それぞれにあわせたテクニックが必要です。今回はシミや肝斑をカバーして自然な印象に見せるベースメイク術をご紹介します。
見た目年齢に影響するシミや肝斑(かんぱん)。どうにかメイクで隠そうとすると、ファンデーションが厚塗りになってしまったり、コンシーラーが悪目立ちしたりしてしまいがちです。大きく目立つ濃いシミや両頬からこめかみにかけてぼんやりと広がる肝斑を上手に隠すには、それぞれにあわせたテクニックが必要です。今回はシミや肝斑をカバーして自然な印象に見せるベースメイク術をご紹介します。
頬に点在する細かいシミの隠し方
シミを隠すアイテムといえばコンシーラーが一般的です。しかし、ソバカスをはじめとする頬にできた細かいシミをひとつずつコンシーラーで消すのは大変。重ね塗りしたコンシーラーで厚ぼったい印象にもなりかねません。まずは、下地やファンデーション、チークなどで自然に隠す方法を押さえておきましょう。
■下地はオレンジ寄りのイエローorアイボリーを使う
シミやソバカスを隠すなら、肌色にあわせてイエローやアイボリーなどのカラー下地を選びましょう。オレンジ味が強いとシミに対するカバー力がアップ。肌色と自然になじみながら、肌悩みをカバーします。肌色を明るく見せたいからと白系の下地を選ぶのはNG。シミやソバカスが肌から浮き、目立ってしまいます。
■下地&ファンデーションでツヤ感をプラス
下地やファンデーションは、ツヤのでるタイプを選びましょう。特にファンデーションは、クリームファンデーションを練り状にしたエマルジョンタイプや、クリームタイプなどの油分が多めのものがおすすめ。自然に光が反射し、細かなシミを目立ちにくくしてくれます。
■練りチークとファンデーションを混ぜてカバー力アップ
やわらかいファンデーションと練りチークを手の甲で混ぜ合わせ、頬のシミの気になる部分に中指でトントンと薄く塗り広げていきましょう。肌に血色を与えながら、シミを自然に隠すことができます。チークの色はオレンジや赤がシミ隠しには効果的です。
目立つシミを隠すコンシーラーの使い方のポイント
下地やファンデーションで全体を整えたら、ピンポイントで目立つシミをコンシーラーでカバーしていきます。スポット状のシミを効果的に隠すためには、アイテムや道具の選び方にポイントがあるのでチェックしていきましょう。
なお、コンシーラーを使う順序は、ファンデーションの形状によって異なります。ファンデーションがリキッドタイプやクリームタイプ、エマルジョンタイプなら、コンシーラーは下地とファンデーションを塗ったあとに使います。もしパウダータイプのファンデーションを使用するなら、下地を塗ったあと、ファンデーションを塗る前にコンシーラーでシミをカバーしましょう。
■しっかり密着する硬めタイプを選ぶ
コンシーラーはカバー力のあるクリームタイプや、ピンポイントで狙いやすいスティックタイプがおすすめ。肌と密着するのでスポット状のシミのカバーにぴったりです。また、色は肌色と同じ濃さ・似た色味を選びます。
■スポンジやブラシの使用がおすすめ
指を使うとコンシーラーを剥ぎ取りながら重ねることになり、しっかりと密着させることができません。ブラシやスポンジをシミに垂直にあてるようにして、コンシーラーをのせていきます。一度でつけようとせず、少量を何回かに分け、重ねるのが大切です。
■ぼかしは最小限に留める
塗った箇所が目立つようなら、肌との境だけをトントンとしながらブラシやスポンジで軽くぼかします。コンシーラーが剥げてしまう原因になるので、ぼかしは最小限にしましょう。
■仕上げにパウダーを使う
コンシーラーは、油分が多いため表情の変化でよれてしまいがち。最後にパウダーを重ね、よれを防ぎましょう。パウダーで肌が乾燥しないよう、軽く押さえる程度で仕上げます。
Cゾーンのシミ・肝斑はハイライトで飛ばす
肝斑とは、頬骨に沿って現れることの多い、輪郭のはっきりしないもやっとしたシミ。比較的広い範囲に、左右対称に現れるのが特徴です。Cゾーンと呼ばれる頬からこめかみにかけての部位は、肝斑とソバカス、ピンポイントで目立つシミが同時に発生しやすい箇所。色が濃く目立つうえに、範囲が広いのでうまくカバーするにはコツが必要です。自然に隠すための手順をご紹介します。
■まずは肌色より濃い色をのせる
肌色より濃いコンシーラーをCゾーンのシミの目立つ箇所にトントンと置くように塗り広げます。オレンジ味のある色だと、より自然にシミを隠すことができます。
■明るい色を重ね肌色を調整
最初に塗ったカラーよりもワントーン明るい色のコンシーラーを同じ箇所に重ね、肌色を整えます。2色使うことで、境をぼかしすぎることなく、コンシーラーを肌になじませることができます。
■ハイライトパウダーを重ねる
コンシーラーでカバーした箇所にハイライトパウダーを重ねます。コンシーラーを密着させると同時に、光で肌のアラをカバー。コンシーラーを広範囲に使うと、顔がのっぺりしがちですが、ハイライトを使うことで立体感もプラスされます。
シミや肝斑を自然に隠すには、ひとつのメイク道具でカバーしようとせず、下地、ファンデーション、コンシーラー、そしてチークやハイライトと、いろいろなアイテムを組み合わせることが重要です。コツを押さえて素肌感のある若々しい肌に仕上げましょう。
関連する投稿
空気が乾燥し、気温が下がる冬は、髪も乾燥してパサつくことが多いもの。髪のダメージにもつながるため、きちんとヘアケアをして髪を守りたいところです。そこで今回は、冬の乾燥にも負けないヘアケア術をご紹介します。
スキンケア|夏本番!日焼け止めの基礎知識や選び方、正しい塗り方
8月になり、いよいよ夏真っ盛りですね。普段何気なく塗っている日焼け止めですが、自分に合ったものを選べていますか。今回は、日焼け止めの基礎知識を改めておさらいすると共に、自分に合った日焼け止めの選び方や、正しい塗り方をご紹介します。
男性用日傘やマスク日焼けを防ぐノウハウなど、近年はこれまでにない話題も登場してきている日焼け対策。今回は、春から秋までの時期別、そしてシーズン前の予防から焼けてしまった後の対策まで、日焼けの知識についてそれぞれ詳しく取り上げた記事をご紹介します。
夏本番の暑い時期、薄着になるとボディラインが気になります。なかでも目立ちやすいのがおなかまわり。洋服でカバーすることもできますが、せっかくならスタイルアップを目指したいもの。そこで今回は、食事・エクササイズ・姿勢の3つの観点からの、ぽっこりおなかを解消法をご紹介します。
コロナ禍の昨今、マスクは日々の生活に欠かせなくなっています。しかし、長時間のマスク着用によって、乾燥やかゆみなどの肌トラブルが気になることはありませんか?特に花粉症の時季でもある春先は、いつもより肌が敏感で刺激を感じやすくなっているかもしれません。そこで、マスク生活のなかで実践したい、肌荒れを予防するためのマスクの選び方や着け方の工夫、スキンケアによる対策をご紹介。
最新の投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。