
スキンケア|ふっくらとツヤのある肌へ フェイスオイルの種類と効果的な使い方
年齢を重ねると気になってくる、肌の乾燥やごわつき。そこで毎日のスキンケアにプラスしたいのが「フェイスオイル」です。「ベタつきそうでなかなか手を出せない」と避けている方もいるかもしれませんが、特徴を理解して正しく使えば、大人の肌にとっての救世主といえるアイテム。肌をしっとりとやわらかく整え、ハリを与えてくれるので、1本持っていると重宝します。今回は、フェイスオイルの種類や選び方、効果的な使い方などをご紹介します。

年齢を重ねると気になってくる、肌の乾燥やごわつき。そこで毎日のスキンケアにプラスしたいのが「フェイスオイル」です。「ベタつきそうでなかなか手を出せない」と避けている方もいるかもしれませんが、特徴を理解して正しく使えば、大人の肌にとっての救世主といえるアイテム。肌をしっとりとやわらかく整え、ハリを与えてくれるので、1本持っていると重宝します。今回は、フェイスオイルの種類や選び方、効果的な使い方などをご紹介します。
フェイスオイルの種類と特徴

肌がごわついたり、ツヤがなくなったり、肌の状態がゆらぎやすいデリケートな大人世代こそ取り入れたいのがフェイスオイルです。肌は細胞同士が並び構成されていますが、その細胞と細胞の間を埋めるのが、細胞間脂質。フェイスオイルは、この細胞間脂質にもなじみやすい性質のため、肌への浸透率が高いといわれています。
ひと昔前まではベタつくものが多かったのですが、今では感触がよく高機能なオイルが多彩に展開されています。まずは代表的なフェイスオイルの種類について押さえましょう。特徴や持ち味はそれぞれなので、好みにあったオイルを選んで使ってみてください。
■アルガンオイル
モロッコ王国の南西部にのみ生育する、アルガンツリーの実から採取されるオイルです。高濃度のオレイン酸とビタミンE、リノール酸などの美容成分を豊富に含み、しっとりとした肌へと導いてくれます。活性酸素を除去する抗酸化物質が含まれ、頭皮ケアにも使用できます。
■ホホバオイル
アメリカ南部やメキシコの砂漠地帯で生育する、ホホバという植物の実から抽出されます。主成分は、ワックスエステル。人間の皮脂にも含まれる成分で、紫外線や乾燥など外的ストレスから肌を守ってくれます。酸化しにくいのも特徴のひとつです。
■ツバキオイル
日本原産の椿の種子から抽出さるオイル。つげのクシにツバキオイルをしみこませて髪をとかすなど、古くからヘアケアアイテムとして親しまれてきました。オレイン酸が豊富に含まれるため保湿や紫外線防止効果があり、スキンケアにもおすすめです。
■スクワランオイル
深海に生息するアイザメの肝臓やオリーブの実から抽出されるスクワランに水素を添加し、肌に使えるようにしたのがスクワランオイルです。スクワランは皮脂にも存在するうるおいを守る成分なので、肌になじみやすく、つけ心地はさらりとしています。
■ローズヒップオイル
野バラの果実から抽出されるオイルで、必須脂肪酸やベータカロテン、ビタミンCが豊富。肌の保湿機能を整え、しわの改善や細胞の再生を促す効果があるといわれます。
フェイスオイルの効果的な使い方

自由度が高い使い方ができるフェイスオイル。次はスキンケアへ組み込む順番や効果的な使い方を見ていきましょう。
■ブースターとして
ブースターとは、化粧水や乳液などの浸透を高める状態をつくることで、導入美容液とも呼ばれます。洗顔後にフェイスオイルを肌全体になじませることで、肌がやわらかくほぐれ、あとから使う化粧水が入っていきやすくなります。
■肌にフタをする保湿ケアとして
フェイスオイルは保湿力が高く、化粧水や乳液などを閉じ込めることができ、スキンケアの最終ステップとして使うのもおすすめです。うるおいや美容成分をキープしてくれます。
■マッサージアイテムとして
肌すべりがよいフェイスオイルは、手と肌の間に起こる摩擦を軽減し、マッサージアイテムとしても使えます。マッサージで血行をよくしながら、さらにフェイスオイルの効果で肌をやわらかくし、保湿効果を高めることができます。
フェイスオイルを使う時の注意点

美肌効果が期待でき、柔軟性が高い使い方ができるフェイスオイルですが、注意点があります。最後に、フェイスオイルを使う上での注意点をご紹介します。
■使用期限を守りましょう
天然由来の成分を濃縮したフェイスオイルは、長期保存には向きません。使用期限を過ぎたオイルは肌荒れの原因になる場合があります。使用期限を守って使いましょう。
■酸化しやすいものは夜に使いましょう
フェイスオイルの種類によっては酸化しやすく、日中使用するとシミやくすみなどの原因になってしまうものがあります。ローズヒップオイルやグレープシードオイル、アマニオイルなどが該当します。これらは夜に塗りましょう。その他のオイルも事前の確認をおすすめします。
■オイルにあわせて保管しましょう
フェイスオイルは種類によって保管方法が異なります。アルガンオイルやホホバオイル、ツバキオイル、スクワランオイルなどは常温保存が可能。直射日光が当たるところや、湿気が多いところは避けましょう。酸化しやすいローズヒップオイルやグレープシードオイルなどは冷蔵保存が安心です。
1本あると重宝する大人女性の救世主、フェイスオイル。注意点を守り、ふっくらとツヤのある肌を手に入れてくださいね。
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