
健康習慣|大豆ミートってどういいの?
肉料理は好きだけれど、脂質の摂り過ぎや食事のバランスが気になるという方におすすめなのが、肉の食感や味を再現した「大豆ミート」です。今回は、大豆ミートの種類や栄養、おすすめの食べ方などについてご紹介します。

肉料理は好きだけれど、脂質の摂り過ぎや食事のバランスが気になるという方におすすめなのが、肉の食感や味を再現した「大豆ミート」です。今回は、大豆ミートの概要やおすすめの食べ方などについてご紹介します。
大豆ミートとは?
■大豆を原料に、肉に近い見た目や食感を再現した食材
大豆ミートは、大豆の油分を絞ってたんぱく質を取り出し、粉砕して繊維状に整えるといった方法で加工された代用肉の一種で、ソイミートや大豆肉ともいわれます。数十年前から登場してはいましたが、近年は改良が進んでより肉に近い食感を再現できるようになっています。
■脂質が少ないうえに、食物繊維たっぷりで栄養価も高い
大豆ミートは肉と比べて脂質が段違いに少なく、エネルギー量も低めなことから、ダイエット食として注目されています。加えて、植物性の良質なたんぱく質が豊富で、肉には含まれない食物繊維もたっぷり含むなど、栄養価の高さも見逃せないポイントです。
どんな大豆ミート商品があるの?
■ヒレ・ミンチ・ブロックがあり料理によって使い分けられる
生肉は、切り出したり、スライスしたりして加工されますが、大豆ミートの場合は生肉が加工されたあとのスタイルを模して成形されているのが一般的です。
薄切りに近い形状の「ヒレ」、粒状の「ミンチ」、ひと口大の塊になった「ブロック」がよく見られ、調理法や料理によってそれぞれ使い分けられています。
■保存法も乾燥タイプ・冷凍タイプ・レトルトタイプで選べる
大豆ミートは販売時の状態にも種類があります。主なものは、お湯などで戻す手間がかかるものの比較的長期にわたって保存できる「乾燥タイプ」、加熱調理にそのまま使うことができる「冷凍タイプ」、湯戻しも冷凍保存もいらずそのまま使える「レトルトタイプ」の3つ。それぞれ、保存法や調理法などによって使い分けられています。
また、調理の手間を減らせるよう、下味をつけた状態で販売されているものもあります。
■すぐ食べられる加工食品の形で販売されているものも
最近は、大豆ミートそのものだけでなく「大豆ミートを使用した加工食品」の形で販売されるものも増えてきました。よく見られるのはハム、ソーセージ、ハンバーグ、揚げ物などです。そのまま食べてもよし、食材としてアレンジしてもよし、なにより手軽さが抜群です。
大豆ミート、おすすめの食べ方は

■ヒレタイプは炒め物や煮物にアレンジして
薄切り風のヒレタイプは、肉野菜炒めなどの炒め物や肉じゃがなどの煮物によく合います。しょうが焼きや牛丼などの、炒めて煮る料理もおいしく仕上がります。味付けがなじむよう、下味をしっかりつけて調理するのがポイントです。
■ミンチタイプはハンバーグや餃子などをヘルシーに
ミンチ肉を使う料理といえば、ハンバーグや餃子など脂っこくてカロリーが気になるメニューが多いもの。ミンチタイプの大豆ミートを使えば、いつもの味付けでよりヘルシーなハンバーグや餃子を楽しめます。ミートソースや麻婆豆腐など、ソース中心の料理にも合いますよ。
■ブロックタイプは唐揚げやカレーで食べ応え抜群に
唐揚げやカレーなどは、味付けはもちろん噛み応えや食べ応えも肉に近づけたいところ。ブロックタイプの大豆ミートであれば、見た目も肉料理らしく、しっかり噛めて満足感のある仕上がりになります。ただし、煮すぎると煮崩れしてしまい、食感が変わることがあるので、様子を見ながら調理してください。
昔からのイメージで、代替食品はおいしくないと思っている方もいるかもしれません。しかし、最近の大豆ミートは、食感や味は肉に近く脂っこさがないので、調理法や料理によってはむしろ肉よりおいしいといわれるほどなのです。この記事を参考に、ぜひ大豆ミートを取り入れてみてください。
関連する投稿
健康習慣|散歩が楽しくなる「バードウォッチング」をはじめよう!
春から初夏のお出かけに、いつもの散歩にバードウォッチングをプラスしてみませんか?遠くへ行かなくても、自然の豊かさを感じられるのがバードウォッチングの魅力。身近な場所でも意識して探してみると、さまざまな鳥たちに出会えます。今回は、初心者でも気軽に楽しめるバードウォッチングのはじめ方をご紹介します。
健康法|「塩分を摂りすぎた」と思ったら!塩分の排出を助ける対処法
「塩分控えめで健康的な食事」は日々心がけるべきと意識してはいるものの、忙しい時や外食時などには「たまにはいいか」と自分を許してしまう場面も多いはず。今回はそんな時の対処法について解説します。塩分の多い食事を摂った時には、しばらく対処法を意識して、普段の食生活を取り戻していきましょう。
年末年始に向けて、寒い日が増えてきましたね。あたたかい部屋でのんびり過ごしたいところですが、冬になるとお通じがいまいちな方は、日常の過ごし方を少し見直すことで改善が期待できます。今回は、すぐに試せるお通じをよくする小技を5つご紹介します。
日常的にトレーニングをしている方にとっては、体幹トレーニングはごく一般的なトレーニングのひとつです。しかし、普段運動をあまりしていない方、体力に自信がない方にとっては、「トレーニング」はキツいものと思われがち。実は、家でもできて難易度が低い「体幹トレーニング」も多くあります。今回は、初心者でも実践しやすい基本の体幹トレーニングをご紹介します。
秋の夜長、どのように過ごす予定でしょうか?酷暑がすぎ、さまざまなチャレンジをしたくなる季節になりました。今回は静かな秋の夜をさらに心地よく過ごすための、おすすめのアロマをご紹介。趣味に勉強に美容にと、シーンに合わせて選べるようにセレクトしています。
最新の投稿
甘辛く炭火焼の香ばしい味わいの豚肉がたっぷり乗った「豚丼」は、北海道の十勝地方の名物料理として日本全国で知られるメニューです。なぜ十勝地方で豚丼が名物になったのでしょうか。豚丼が生まれた理由や家庭でおいしく豚丼を作るコツ、豚丼に合わせるおすすめメニューをご紹介します。
一昔前の日本では、珍しいトロピカルフルーツだったマンゴー。今や国産のマンゴーが流通するようになり、すっかり定着しました。マンゴーにはさまざまな種類があり、国産のなかには完熟の高級なマンゴーも流通しています。今回は、なぜ完熟マンゴーが貴重とわれているのか、マンゴーの栄養や食べ方と併せてご紹介します。
健康習慣|散歩が楽しくなる「バードウォッチング」をはじめよう!
春から初夏のお出かけに、いつもの散歩にバードウォッチングをプラスしてみませんか?遠くへ行かなくても、自然の豊かさを感じられるのがバードウォッチングの魅力。身近な場所でも意識して探してみると、さまざまな鳥たちに出会えます。今回は、初心者でも気軽に楽しめるバードウォッチングのはじめ方をご紹介します。
みそ汁やおひたしのトッピングなどに使われることが多い、おぼろ昆布。似た種類の昆布に「とろろ昆布」がありますが、この2種類の昆布にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、おぼろ昆布ととろろ昆布の違いや栄養、食べ方についてご紹介します。
野菜の豆知識|野菜を無駄なく使おう! 皮も芯も食べられる野菜使い切りワザ&ポイント
野菜の高騰が続く昨今。買った野菜は余すところなく使いたいものです。野菜を無駄なく使うと節約になるうえ、栄養を余すことなく摂取できるようになります。今回は野菜をまるごとおいしく&上手に使い切るワザやポイントをご紹介します。