スキンケア|毎日のお手入れでしっとりすべすべの手に 正しいハンドケアの方法
仕事や家事などで酷使されがちな「手」は、女性の年齢があらわれやすい部分です。1年を通してケアが必要ですが、特に冬は空気の乾燥によるカサつきやヒビ割れなどの手荒れが気になる季節。今回は、美しい手をキープするために毎日の習慣にしたい、ハンドケアの方法をご紹介します。
仕事や家事などで酷使されがちな「手」は、女性の年齢があらわれやすい部分です。1年を通してケアが必要ですが、特に冬は空気の乾燥によるカサつきやヒビ割れなどの手荒れが気になる季節。今回は、美しい手をキープするために毎日の習慣にしたい、ハンドケアの方法をご紹介します。
手肌を取り巻く冬の環境とトラブル
気温や湿度が低下する冬は、肌の水分が蒸発しやすく、皮脂の分泌量が少なくなります。その結果、さまざまな肌トラブルが引き起こされてしまいます。手は1日のうちに何度も洗う機会があり、特に冬場は風邪やインフルエンザを予防するために、手洗いの回数がさらに増加。また、手指を消毒するためのアルコールも、手肌の水分や油分を奪う原因となります。
■カサつき
カサつきは手荒れの初期症状のひとつ。そのまま放置しておくと、ヒビ割れやあかぎれ、皮むけなどにつながります。手荒れの症状は乾燥を原因としてはじまることがほとんどなので、「ガサガサする」「粉っぽい」と感じたらケアのはじめ時です。
■ヒビ・あかぎれ
カサつきが進行すると、皮膚が全体的にゴワゴワした質感になり、皮膚にパックリと亀裂が入ってしまいます。あかぎれはヒビが悪化した状態で、痛みを感じたり水がしみたりと、日常生活に支障をきたすことも。ハンドクリームを塗ってケアすることに加え、水仕事の時はビニール手袋をして手を保護することが必要です。
これらがさらに深刻化すると、かゆみやただれ、出血をともなう場合があります。そのような症状が見られたら、早めに皮膚科を受診するのが良いでしょう。
思わず触れたくなる肌に!手軽にできるデイリーケア
手荒れを防ぐためには、日々のハンドケアが欠かせません。ちょっとした工夫を取り入れて、しっとりなめらかに整った手肌を保ちましょう。
■手洗いは肌にやさしい石鹸とぬるま湯で
ハンドソープには界面活性剤が含まれるものが多く、必要以上に肌の油分を奪ってしまう恐れがあるので、石鹸を主成分としたハンドソープを使うのがおすすめです。また、水温はややぬるいと感じる36~37℃くらいがベスト。高すぎると皮脂が流されてしまい、低すぎると冷えの原因になります。
■ハンドクリームやネイルオイルで保湿
手洗いや水仕事をしたあとは、すぐにハンドクリームを塗りましょう。それ以外の時も、乾燥が気になったらこまめに塗り直すのがポイント。よく使う利き手のほうが手荒れをしやすいので、念入りにケアをしてください。キッチンや洗面所など、手を洗う場所それぞれにハンドクリームを置いておくと、無理なく習慣づけられます。ビタミンEが配合されたものなら、血行促進や冷え改善も期待できます。爪の周りは特に乾燥しやすいため、専用のネイルオイルで油分を補ってあげましょう。
■手軽にできるハンドマッサージ
ハンドクリームを塗る時は、ただなじませるのではなく簡単なマッサージをプラスするのも効果的。手の甲にハンドクリームを取ったら、手のひらを使い指先に向かってやさしくすり込み、指は1本1本を丁寧に握るように塗っていきます。爪の周りは気持ち良いと感じる強さでプッシュし、最後に手首からひじにかけてもケアしましょう。ハンドクリームを塗る前に手を軽くストレッチしてあたためておくと、より効果的です。
特に手荒れが気になる時のスペシャルケア
乾燥がひどい時は、普段のお手入れにスペシャルケアを加えて、症状が悪化するのを防ぎましょう。特別なものを使わずにできるので、時間がある時に取り入れてみてください。
■ハンドクリームの前に化粧水で保湿
化粧水は肌をやわらかく整え、次に使うアイテムのなじみを良くしてくれます。顔のケアと同様に、ハンドクリームを塗る前に化粧水で潤いを与えましょう。指先のカサつきが気になる時は、化粧水を含ませたコットンパフを巻いてローションパックをするのもおすすめです。
■ホットタオルでのスチームマスク
ハンドクリームをたっぷり塗った手にビニール袋をかぶせます。さらにその上から蒸しタオルでくるんで約3分。指先からじんわりとあたたまり、肌がしっとりと潤います。そのあと、コットンやシルクなど天然素材の手袋をしておくと、より効果的。冷えが気になる寒い時季にうれしいケア方法です。
手荒れ防止のためには、パソコンやスマートフォンの使いすぎにもご注意を。キーボードを打ったり画面をタッチしたりすることによる指先の摩擦が、皮膚のバリア機能を低下させ、手荒れの原因となることがあります。肌が敏感になる季節だからこそ、日々のハンドケアとあわせて意識したいですね。
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