美容法|楽しく飲んで肌と心を潤す、赤ワインのうれしい美容効果
世界中で愛飲されているワイン。実は約8,000年もの歴史があり、飲用にはもちろん、紀元前から医薬品としても使われていたことから、健康に寄与する飲み物だといわれています。なかでも赤ワインにはポリフェノールが豊富で、美容への効果も期待されています。今回は、赤ワインの知られざる美容効果、ワインの選び方や飲み方などをご紹介します。
世界中で愛飲されているワイン。実は約8,000年もの歴史があり、飲用にはもちろん、紀元前から医薬品としても使われていたことから、健康に寄与する飲み物だといわれています。なかでも赤ワインにはポリフェノールが豊富で、美容への効果も期待されています。今回は、赤ワインの知られざる美容効果、ワインの選び方や飲み方などをご紹介します。
赤ワインの美容効果とは
組み合わせによって料理がさらにおいしく感じられ、香りと味わいの変化を楽しみながらゆっくり楽しめるワイン。ワインは食事を豊かに彩ってくれる飲み物ですが、美容や健康の面からも注目を集めています。なかでもブドウの果皮と種子を一緒に発酵させる赤ワインには、ポリフェノールが豊富。適量を飲むことでうれしい効果が期待できる、赤ワインの魅力をチェックしましょう。
■抗酸化作用で肌の老化を予防
人間の体は年齢を重ねると酸化し、肌トラブルが起こりやすくなります。ポリフェノールには抗酸化作用があり、シミやシワの元凶となる活性酸素を除去するといわれています。ポリフェノールが豊富に溶け込んだ赤ワインを飲むことで、体の老化スピードをゆるめられることもわかっています。
■血流をよくして冷え予防に
赤ワインには、ポリフェノールのほかに、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富。赤ワインを飲むと、体全体の血行が促され、冷えの予防につながるといわれています。血流が良くなると、脂肪も燃焼されやすくなります。
■リラックス効果で美肌を目指す
「ワインは気持ちを和らげ、心に潤いを与えてくれる」とは、古代ギリシアの哲学者・ソクラテスの言葉。ストレスは美肌の大敵ですが、赤ワインには不安や不眠を改善するリラックス効果が期待できます。また、ブドウの果皮に含まれるペプチドには、記憶に関わる脳神経ホルモンの作用を助ける働きもあるとされます。
エイジングケアの味方!ポリフェノールのパワー
ところで、美容と健康のカギとなるポリフェノールとは、どんなものかご存じでしょうか。
ポリフェノールとは、植物の皮や種に含まれる苦みや渋みのもとになっている成分のことで、5,000種類以上あるといわれます。植物が紫外線から身を守るためにつくり出し、動物にはつくることができません。ポリフェノールには、抗酸化作用や腸内環境の改善など、さまざまなエイジングケア効果があることがわかっています。
赤ワインは、原料となる黒ブドウそのものにポリフェノールが多く含まれています。赤ワインを飲むことによって、さまざまな種類のポリフェノールを一度に摂ることができます。
なかでも注目を集めているのが、“健康長寿遺伝子”と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」を活性化させるといわれる「レスベラトロール」。強力な抗酸化作用をもち、美肌や内臓脂肪の蓄積抑制、認知症予防などの効果が期待されています。
赤ワインの飲み方と選び方
赤ワインには美容効果が期待できますが、飲みすぎは逆効果。大量飲酒を続けると、肝臓障害が引き起こされてしまいます。適量は1日にワイングラス1~2杯。アルコールが苦手な方は、ホットワインにしてアルコールを飛ばしたり、牛肉の煮込みやミートソースなどの料理に入れたりするのがおすすめです。
また、「ワイン選びは難しい」というイメージがある方は多いかもしれません。産地やブドウの種類、ヴィンテージ、値段など、選ぶポイントがたくさんで迷ってしまう……。そんな方におすすめなのが、まずは赤ワインの3つの分類「ボディ」をチェックすること。ボディはボトルの裏ラベルに書かれていることが多く、口に含んだときの香りや味わいの印象を意味します。
■フルボディ
色が濃く、渋みがあり、香りも味も濃厚な傾向があるワイン。ポリフェノールが多い品種といわれる「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シラー」など。
■ミディアムボディ
色がやや明るく、タンニンがほどよく、フローラルで華やかな香りが特徴。重すぎず軽すぎず、バランスの取れたワイン。「ピノ・ノワール」や「サンジョヴェーゼ」など。
■ライトボディ
色が淡く、フルーティーかつフレッシュな味わいで、アルコール度が低めのワイン。ガメイ種のブドウから作られ、毎年11月の第3木曜に解禁される新酒「ボジョレー・ヌーヴォー」はライトボディです。
裏ラベルのボディをチェックして、お好みの1本を選んでみてくださいね。
魅力的な香りと味、そして多彩なポリフェノールによる美容や健康への効果も期待できる赤ワイン。休肝日を設けつつ、日常に取り入れてみませんか。
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