
散策|茶臼山高原(愛知県・長野県) 四季折々の景色が楽しめるハイキングスポット
愛知県と長野県にまたがる標高1,415メートルの茶臼山(ちゃうすやま)は、愛知県の最高峰。周辺エリアは茶臼山高原と呼ばれ、南山麓にはさまざまな野外活動が楽しめる「休暇村茶臼山高原」やキャンプ場があります。春は芝桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と四季折々豊かな自然を堪能できるため、一年を通して観光客が訪れるハイキングスポットでもあります。
愛知県と長野県にまたがる標高1,415メートルの茶臼山(ちゃうすやま)は、愛知県の最高峰。周辺エリアは茶臼山高原と呼ばれ、南山麓にはさまざまな野外活動が楽しめる「休暇村茶臼山高原」やキャンプ場があります。春は芝桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と豊かな自然を堪能できるため、一年を通して観光客が訪れます。
(下の画像は、ハイキングコース内・モミの丘からの風景)

オススメ散策ルート
↓
空池(からいけ)
↓
ハートの木
↓
ふれあいの小道
↓
自由の丘・自由の広場
↓
ドウダンの丘
↓
モミ(樅)の丘
↓
芹沼池(せりぬまいけ)
↓
休暇村本館 駐車場
全長 約2km
移動時間 45分(無雪期)
茶臼山のふもとを散策する、気軽なハイキングコース。比較的平坦な道や遊歩道を歩くルートですが、スニーカーやウォーキングシューズなどの歩きやすい靴を着用しましょう。冬期には雪の上にたくさんの動物の足跡を発見できます(スノーシューが必要です)。

茶臼山登山口
茶臼山高原道路終点に位置する休暇村本館の駐車場から、休暇村コテージを通った先が茶臼山登山口のひとつ。大きなどんぐりの木が登山口入口でお出迎えしてくれています。この先より標高を上がると現れるのが、伐採されていない原生林。森林浴を楽しみながらゆっくり進んでいきましょう。
空池(からいけ)

雨が降らないと出現しない「空池」は、山道の進行方向から見て右下あたりで見つけることができます。せっかく来たのにお天気がイマイチ…そんな日こそ「空池」を見るにはベストコンディション!幻想的な写真が撮れるチャンスです。
ハートの木

木のウロ(樹洞)がハートの形に見えることから、ハートの木と呼ばれています。山道を歩きながら、右側の地面から2メートルあたりに注目して探してみてください。思わずニッコリしてしまう、自然が作った可愛らしい作品です。
ふれあいの小道

さらに進んでいくと大きな分かれ道にぶつかります。今回行くのは右の遊歩道「ふれあいの小道」で、左は茶臼山山頂への階段です。この小道は野生動物たちの通り道なので、ニホンジカ、カモシカ、キツネ、タヌキ、ウサギなど、驚かさないよう静かに散策していれば出会えるかもしれません。
自由の丘・自由の広場

自由の丘・広場から見えるリフトのある山は、愛知県唯一のスキー場がある萩太郎山(はぎたろうやま)。茶臼山のふもとから萩太郎山の頂上へ観光リフトで行き来でき、春~秋に約12分間の空中散歩が楽しめます。5月中旬~6月上旬には、40万株の芝桜が色鮮やかに咲き誇る「芝桜まつり」が、萩太郎山山頂で行われます。(画像:萩太郎山の芝桜まつり)
ドウダンの丘

「ドウダンの丘」のドウダンツツジは初夏にサクランボのような可憐な花をつけ、秋になると真っ赤に紅葉します。茶臼山の木々のなかでも最も早く紅葉を迎えるドウダンツツジは、10月が見頃です。
モミ(樅)の丘

この散策コースで最も見晴らしのよいスポットが、こちらのモミ(樅)の丘。正面に南アルプス連峰を望み、萩太郎山も眺めることができます。ベンチや東屋が設置されているので、水分補給をしつつ小休止を取りましょう。春・秋の早朝散策なら、雲海を見られる日もあるのだそう!(画像:モミの丘から望んだ南アルプス)
芹沼池(せりぬまいけ)

芹沼池は小さな池ですが、紅葉の時期には最高の撮影ポイントになります。無風時には鏡のようになった水面に新緑や紅葉が映り込み、何度もシャッターを切ってしまうことでしょう。池にはコイやフナ、ワカサギなどが棲んでいます。
一年を通して散策を楽しめ、一度訪れれば別の季節も見たくなるのが茶臼山高原の魅力。車で5~30分の場所に春は芝桜、夏はいわな釣りにブルーベリー狩り、秋はリンゴ狩り、冬は樹氷と、周辺にも季節ごとに楽しめるレジャースポットが点在しています。
今回ご紹介した散策コースを満喫できたら、次回は茶臼山頂上を目指してみてもいいかもしれませんね。
※掲載されている情報は平成28年9月現在のものです。
関連する投稿
ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。
キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。
語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来
季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。
イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに
6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。
散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)
十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。
最新の投稿
本格的な登山ではないから大丈夫だろう……などと山歩きを軽く見ていると、思いがけないケガや体調不良を引き起こすことも。今回は、山歩きに慣れていない方のために、安全に楽しむためのポイントをご紹介します。
健康メニュー|改めて知りたい!「切り落とし」って、どんな肉?
肉を買う時、何を基準に選んでいますか。作りたいメニューやお好みに合わせて、ロースやヒレ、もも、バラなど特定の部位にこだわってお求めになる方も多いはずです。また、日常使いなら、手軽で使いやすい「切り落とし」の肉を選ぶこともあるのではないでしょうか。「切り落とし肉」は、幅広い肉料理に使え、お得感もあり、まとめ買いにも向いています。今回は、「切り落とし肉」の定義やおいしい食べ方についてご紹介します。
健康メニュー|新鮮な魚はどう選ぶ? 冷蔵・冷凍のポイントも解説
スーパーの鮮魚コーナーや鮮魚店に並ぶ魚は、せっかくなら新鮮なものを選びたいですよね。新鮮な魚を買ってきたら、家庭での保存方法も重要ポイントです。旬の魚や特売の魚を見つけたら、この記事を参考に新鮮な魚を選べるようになりましょう!
靴はデザインや足のサイズに合わせて選ぶことが多いですが、実際に履いてみると足にフィットしないことがよくあります。サイズだけで靴を選ぶと、足が疲労しやすく負担がかかるだけではなく、靴が変形する原因となってしまいます。今回は、足に負担をかけないぴったりの靴を選ぶポイントをご紹介します。
野菜の豆知識|おいしく長持ち!ニューピオーネの冷蔵・冷凍の方法とは?
秋の代表的なフルーツといえば、ぶどう。なかでもニューピオーネは、甘さと爽やかさのバランスがよく、大粒で食べ応えのある品種です。毎秋、9月~10月頃の旬の時期がくるのを楽しみにする方も多く、たいへん人気を集めています。ニューピオーネのぜいたくな味わいを最後まで楽しめるよう、今回はおいしく保存できる冷蔵・冷凍の方法についてご紹介します。