健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
イベント事のマナー|お節句 実は年に5つある、その種類と行事

イベント事のマナー|お節句 実は年に5つある、その種類と行事

子どもの健やかな成長を願う行事として、老若男女に広く楽しまれているお節句。実は年に5つあり、七草や七夕も節句のひとつです。今回はお節句の概要とマナーについて、上巳の節句(ひな祭り)、端午の節句(子どもの日)を中心に詳しくご紹介します。


子どもの健やかな成長を願う行事として、老若男女に広く楽しまれているお節句。今回はお節句の概要とマナーについて、上巳の節句(ひな祭り)、端午の節句(子どもの日)を中心に詳しくご紹介します。

お節句は5つあるもの、「五節句」とは

七草や七夕も節句のひとつ

中国の暦に由来する「五節句」は、人日(じんじつ/1月7日)、上巳(じょうし/3月3日)、端午(たんご/5月5日)、七夕(しちせき/7月7日)、重陽(ちょうよう/9月9日)を、1年の季節の区切りとするものです。
つまり、ひな祭りや子どもの日だけでなく、七草がゆをいただく日や、七夕の日なども実は節句のひとつなのです。ちなみに重陽は「菊の節句」ともいわれます。

中国の暦と日本の風習から生まれた

中国では節句を、季節の植物の力をもらい邪気を払う日としていましたが、日本に取り入れられると、農耕にまつわる風習と合わせて変化していきます。
女の子の、また男の子の健やかな成長を願う意味合いの行事も、この変化に伴って生まれてきたものだとされています。

ひな祭りで知られる「上巳の節句」

穢れを祓う習わしが、女の子の健やかな成長を願う日に

ひな祭りの3月3日は「上巳(桃の節句とも)」の日。女の子の健やかな成長を願う祝い日であり、中国の古い習わしから、水辺でみそぎをする日とされていました。後年になって、人形に穢れ(けがれ)を移し、水に流してお祓いをするように変化したのが、ひな人形とひな祭りのおこりとされています。

上巳の節句の祝い方

ひな祭りに関する風習で全国的によく見られるものには「立春以降の縁起のよい日にひな人形を飾る」、「3月3日頃に、ひな祭りならではのお供えものをいただく」といったものがあります。
三層の色で雪の下から新芽が芽吹き、花開くさまを表した菱餅(ひしもち)や、「夢枕で紙びな様が作り方を伝えた」という伝説がある白酒、菱餅を野外で食べられるようにしたひなあられ、ぴったりと貝が合わさる様子から夫婦円満の象徴とされるはまぐりなどがあります。

子どもの日で知られる「端午の節句」

邪気を払う風習から、江戸時代に男子の節句に

子どもの日の5月5日は「端午」の日。もともと、菖蒲(しょうぶ)やよもぎを飾ることで邪気を払うなどの風習がありました。
江戸時代以後、この日が桃の節句に対応して男子の節句とされたことから、鎧兜(よろいかぶと)や武者人形、鯉のぼりを飾るなどの祝い方も広まっていきます。また、現在も各地で流鏑馬(やぶさめ)など武道を由来とした行事が見られます。

端午の節句の祝い方

子どもの日に関する風習で全国的によく見られるものには「春のお彼岸が過ぎたあたりから、4月下旬くらいまでの間で、縁起がよく好天の日に鯉のぼりや鎧兜を飾る」、また5月5日頃に、「菖蒲湯に入る」「粽(ちまき)や柏餅(かしわもち)などのお供えものをいただく」といったものがあります。
他に、真っすぐ元気に育つようにとの願いを込めたタケノコや、「勝つ」「立身出世」にちなんだカツオ、サワラなどの出世魚なども食べられています。

上巳の節句も端午の節句も、お節句の前日や当日に人形や鯉のぼりを飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、葬儀を連想させるために縁起が悪いとされています。
ちなみに「3月3日を過ぎてひな人形を片づけずにいると婚期が遅れる」といういい伝えも見られますが、女性の生き方が多様化しつつある現代では、これも考えよう次第。そもそもの由来が「片づけの習慣をつけさせるためだった」という説もあります。

風習は変化していくものですから、ひな人形も鯉のぼりも、慌てて飾ったり片づけたりするより、美しい飾りを心ゆくまで味わうことや、傷まないよう丁寧にしまうことを大切にしてもいいかもしれませんね。お節句ならではのお供えものなども、ぜひ楽しみながら食卓に取り入れてみてください。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。