健康習慣|頭皮マッサージ 血行を促して髪を健やかに
頭皮マッサージにはリラックス効果や、血行を促して髪を健やかにする効果があるだけでなく、自律神経を整えたり、体の不調に働きかけたりするといわれています。今回は、頭皮マッサージの効果とおすすめのマッサージ方法についてご紹介します。
頭皮マッサージにはリラックス効果や髪を健やかにする効果があるだけでなく、自律神経を整えたり、体の不調に働きかけたりするといわれています。今回は、頭皮マッサージの効果とおすすめのマッサージ方法についてご紹介します。
頭皮マッサージで期待できる効果は
頭皮マッサージをするとリラックスできるので、心地よさを求めて行うという人も多いことでしょう。とはいえもちろん、その効果はリラックスだけではありません。まずは、頭皮マッサージの効果について押さえましょう。
■効果1:滞りやすい頭皮の血行を促し、髪を健やかにする
髪は血液から栄養を補うので、頭皮の血行が悪化すると髪にも影響が現れます。ところが、手足の皮膚と違って頭皮の下には筋肉がないため、意識して動かさないと血行が滞りやすいのです。頭皮マッサージで頭皮を動かすことで、頭皮を柔らかくゆるめて血行を促すことができます。
■効果2:頭のツボを刺激し、自律神経や頭痛、肩こりに働きかける
頭には、疲れ目や頭痛など、体のさまざまな不調を解消するとされるツボが点在しています。頭皮マッサージでこれらのツボを刺激することによって、体の不調に働きかけることができるのです。血行を促すツボもありますので、髪を健やかにするためにも一石二鳥というわけです。
今日からはじめる頭皮マッサージ
頭皮マッサージには、育毛や美容、リラクゼーションなど目的によってさまざまな手順が見られますが、ここでは最もシンプルなマッサージ法と、マッサージの際の注意点をご紹介します。
■ポイント1:指の腹や手のひらを使い、爪を立てたりこすったりしない
頭皮をマッサージする際は、指の腹や手のひらなど柔らかく弾力のある部分を使います。指先で爪を立てると頭皮を傷つけかねませんし、力を入れて頭皮をこするようにすると、新しく生えてきた若い髪の毛を傷めてしまいます。あくまでもやさしく、痛みがない程度で行いましょう。
■ポイント2:頭皮全体を動かして“ゆるめる”
頭皮のマッサージは、まず両手の指を耳の上あたりの頭皮に当て、下から持ち上げるようにして動かします。頭蓋骨に張り付いて固くなった頭皮を、動かしてゆるめるイメージです。続いて両手の指を前(額の上)後(うなじ)の頭皮に当て、下から持ち上げるように動かします。これを1日数回、毎日繰り返すことで、だんだん頭皮が柔らかくなってきます。
■ポイント3:頭のツボもマッサージしてみる
頭皮をゆるめるマッサージに慣れてきたら、頭のツボも意識してみましょう。
頭頂の「百会(ひゃくえ)」は、自律神経を安定させ、血行を促し、その他にもさまざまな体の不調に働きかけるといわれています。
うなじに近い「天柱(てんちゅう)」は、頭痛、不眠、疲れ目、イライラなどに働きかけるといわれています。
また、天柱の外側にある「風池(ふうち)」は、頭痛、肩こり、疲れ目、頭ののぼせや顔のほてりに働きかけるといわれます。
いずれも、指でゆっくりと数回押し、周りの凝っている部分も合わせてもみほぐします。
頭皮マッサージでは、毎日続けて頭皮を柔らかく保つことも大切なポイントです。就寝前のリラックスしたい時、お風呂で洗髪をする時など、さまざまなタイミングで、頭皮マッサージの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
関連する投稿
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
最新の投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。