健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
温泉|カムイワッカ湯の滝(北海道) 流れ落ちるお湯の中を行く“温泉の沢登り”

温泉|カムイワッカ湯の滝(北海道) 流れ落ちるお湯の中を行く“温泉の沢登り”

世界遺産にも登録されている知床半島の西側、斜里町(しゃりちょう)にある「カムイワッカ湯の滝」は、知床八景のひとつにも数えられている名所。知床硫黄山を源流とするカムイワッカ川に温泉が流れ込むカムイワッカ湯の滝は、滝からあたたかい温泉が流れ落ち、滝壺は天然の露天風呂と呼ばれているのです。


世界遺産にも登録されている知床半島の西側、斜里町(しゃりちょう)にある「カムイワッカ湯の滝」は、知床八景のひとつにも数えられている名所。知床硫黄山を源流とするカムイワッカ川に温泉が流れ込むカムイワッカ湯の滝は、滝からあたたかい温泉が流れ落ち、滝壺は天然の露天風呂と呼ばれているのです。

知床半島の大自然が生んだ“温泉の流れる川”

アイヌ語で「カムイ(神、神のような存在)」、「ワッカ(水)」の名前がついたカムイワッカ湯の滝。硫黄が多く含まれる強酸性の泉質で、生物が住めないことからそう呼ばれるようになったともいわれます。酸性泉には殺菌作用や新陳代謝を促すなどの効能が見られますが、その一方で皮膚の弱い方は刺激を感じることもありますので、注意が必要です。
最寄りの知床斜里駅からはバスで約2時間かかる山中にあり、脱衣所や宿泊施設もない、いわゆる秘湯です。知床半島が世界遺産に登録されたのを機に、希少な自然の“湯の滝”を体験しようと多くの観光客が訪れるようになりました。運がよければ周辺でキタキツネやエゾシカの姿を目にすることもできるなど、大自然の魅力にあふれたスポットなのです。

「一の滝」で温泉の沢登りを楽しもう

人の手で整えられた温泉施設とは違って、自然そのままのカムイワッカ湯の滝。湯温は上流ほど高いのですが、上流へ行けば落石の恐れがあるため、現在立ち入り可能なのは下流の「一の滝」までとなっています。
ちなみに、一の滝の湯温は30℃程度。真夏には水着姿で滝壺での入浴を楽しむ方もいるものの、シーズン中はだいたい、水着の上から着衣で向かう方が多いようです。あたたかい沢登りを楽しむようなイメージでしょうか。

時期によって交通手段が変わるので注意

カムイワッカ湯の滝に入れるのはおおむね6月~10月下旬。無料の駐車場があり、通常は車やバイクで行くことができますが、年2回(8月1日~25日、9月19日~23日)のマイカー規制期間があります。
規制期間中は斜里バスターミナル、ウトロ温泉バスターミナル、知床自然センターで乗車できるシャトルバスが運行します。しかし規制期間以外は運行しませんので、滝へ向かうときは「今はどの交通手段で行ける時期なのか」を、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。

温泉といっても山歩き・沢登りのつもりで準備を

川の中はすべりやすく、もちろん手すりなども用意されていません。お湯の中を歩くといっても、ビーチサンダルなどではなく、かかとにベルトのあるサンダルや沢登り用の靴などを用意しましょう。ちなみに、知床自然センターや知床五湖の売店では、沢登りにピッタリの滑り止めつき五本指ソックスも販売されています。(6月~)
また、野生動物の生息地では、キタキツネやエゾシカに会えるかもしれないかわりにヒグマなどに出くわしてしまう可能性もあるので、十分ご注意ください。事前に、いざという時の知識を学んでおきましょう。

ここでしかできない温泉体験が待っている

人の手が入っていない大自然の中の秘湯ですから、今回はアクセスの大変さや安全のための心がけに関する話題も多くお届けしました。ただ、それを押してもカムイワッカ湯の滝へ向かう人が絶えないのは、“温泉が川になり、滝となって流れてくる”というここにしかないロケーションを求めてのこと。知床斜里駅から滝へ向かうまでの間には、ウトロ温泉や知床自然センター、知床五湖といった名所もあります。自然豊かな道のりや、沢登りの準備自体もじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は平成28年4月現在のものです。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。