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温泉|カムイワッカ湯の滝(北海道) 流れ落ちるお湯の中を行く“温泉の沢登り”

温泉|カムイワッカ湯の滝(北海道) 流れ落ちるお湯の中を行く“温泉の沢登り”

世界遺産にも登録されている知床半島の西側、斜里町(しゃりちょう)にある「カムイワッカ湯の滝」は、知床八景のひとつにも数えられている名所。知床硫黄山を源流とするカムイワッカ川に温泉が流れ込むカムイワッカ湯の滝は、滝からあたたかい温泉が流れ落ち、滝壺は天然の露天風呂と呼ばれているのです。


世界遺産にも登録されている知床半島の西側、斜里町(しゃりちょう)にある「カムイワッカ湯の滝」は、知床八景のひとつにも数えられている名所。知床硫黄山を源流とするカムイワッカ川に温泉が流れ込むカムイワッカ湯の滝は、滝からあたたかい温泉が流れ落ち、滝壺は天然の露天風呂と呼ばれているのです。

知床半島の大自然が生んだ“温泉の流れる川”

画像提供:知床斜里町観光協会

アイヌ語で「カムイ(神、神のような存在)」、「ワッカ(水)」の名前がついたカムイワッカ湯の滝。硫黄が多く含まれる強酸性の泉質で、生物が住めないことからそう呼ばれるようになったともいわれます。酸性泉には殺菌作用や新陳代謝を促すなどの効能が見られますが、その一方で皮膚の弱い方は刺激を感じることもありますので、注意が必要です。
最寄りの知床斜里駅からはバスで約2時間かかる山中にあり、脱衣所や宿泊施設もない、いわゆる秘湯です。知床半島が世界遺産に登録されたのを機に、希少な自然の“湯の滝”を体験しようと多くの観光客が訪れるようになりました。運がよければ周辺でキタキツネやエゾシカの姿を目にすることもできるなど、大自然の魅力にあふれたスポットなのです。

「一の滝」で温泉の沢登りを楽しもう

画像提供:知床斜里町観光協会

人の手で整えられた温泉施設とは違って、自然そのままのカムイワッカ湯の滝。湯温は上流ほど高いのですが、上流へ行けば落石の恐れがあるため、現在立ち入り可能なのは下流の「一の滝」までとなっています。
ちなみに、一の滝の湯温は30℃程度。真夏には水着姿で滝壺での入浴を楽しむ方もいるものの、シーズン中はだいたい、水着の上から着衣で向かう方が多いようです。あたたかい沢登りを楽しむようなイメージでしょうか。

時期によって交通手段が変わるので注意

画像提供:知床斜里町観光協会

カムイワッカ湯の滝に入れるのはおおむね6月~10月下旬。無料の駐車場があり、通常は車やバイクで行くことができますが、年2回(8月1日~25日、9月19日~23日)のマイカー規制期間があります。
規制期間中は斜里バスターミナル、ウトロ温泉バスターミナル、知床自然センターで乗車できるシャトルバスが運行します。しかし規制期間以外は運行しませんので、滝へ向かうときは「今はどの交通手段で行ける時期なのか」を、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。

温泉といっても山歩き・沢登りのつもりで準備を

画像提供:知床斜里町観光協会

川の中はすべりやすく、もちろん手すりなども用意されていません。お湯の中を歩くといっても、ビーチサンダルなどではなく、かかとにベルトのあるサンダルや沢登り用の靴などを用意しましょう。ちなみに、知床自然センターや知床五湖の売店では、沢登りにピッタリの滑り止めつき五本指ソックスも販売されています。(6月~)
また、野生動物の生息地では、キタキツネやエゾシカに会えるかもしれないかわりにヒグマなどに出くわしてしまう可能性もあるので、十分ご注意ください。事前に、いざという時の知識を学んでおきましょう。

ここでしかできない温泉体験が待っている

人の手が入っていない大自然の中の秘湯ですから、今回はアクセスの大変さや安全のための心がけに関する話題も多くお届けしました。ただ、それを押してもカムイワッカ湯の滝へ向かう人が絶えないのは、“温泉が川になり、滝となって流れてくる”というここにしかないロケーションを求めてのこと。知床斜里駅から滝へ向かうまでの間には、ウトロ温泉や知床自然センター、知床五湖といった名所もあります。自然豊かな道のりや、沢登りの準備自体もじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は平成28年4月現在のものです。

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