
冷え性対策|冷え性を改善するための食生活
寒い季節はもちろんのこと、暖かい季節であっても身体が冷えて仕方がない……と感じたことはないでしょうか。その場しのぎで身体を温めたとしても、またすぐに冷えてしまうことになります。冷え性を根本から改善するには、毎日の習慣を見直してみましょう。今回は、食生活に焦点を当て、見直したい生活習慣についてご紹介します。
寒い季節はもちろんのこと、暖かい季節であっても身体が冷えて仕方がない……と感じたことはないでしょうか。その場しのぎで身体を温めたとしても、またすぐに冷えてしまうことになります。冷え性を根本から改善するには、毎日の習慣を見直してみましょう。今回は、食生活に焦点を当て、見直したい生活習慣についてご紹介します。
冷え性を根本的に改善するためには

食事は毎日欠かせない習慣です。身体の中に直接取り入れるものですから、普段から栄養バランスなどに気をつけている方も多いでしょう。一方で、暴飲暴食をしたり、またはおいしいからという理由で栄養が偏った食事やジャンクフード、お菓子などをつい多く食べてしまったりという方もいるのではないでしょうか。
しかし、栄養バランスの悪い食生活を続けていると、慢性的な冷え性の原因になってしまいます。食生活を見直して、冷え性を身体の中から改善しましょう。
冷え性改善のために摂りたい栄養素・食べ物
冷え性は、血の巡りや新陳代謝の悪さが原因であるといわれています。なので、血行を改善してくれる、または新陳代謝をアップしてくれる栄養素が、冷え性を身体の中から改善してくれるのです。
血行改善のために必要とされる代表的な栄養素はビタミンEです。末端の血管を広げ、血の巡りを良くしてくれる効果があるといわれています。アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類や、たらこやいくらなどの魚卵に多く含まれています。
新陳代謝を上げてくれる栄養素は、鉄分や亜鉛、マグネシウムです。代謝の高まりによって、免疫力アップも期待できます。鉄分はレバーや煮干し、青のり、亜鉛は牡蠣、そしてマグネシウムは大豆などの豆類やひまわりの種などの種実類に多く含まれています。
また、ビタミンB1、B2も冷え性改善のために必要な栄養素で、糖分をはじめとする炭水化物を分解する効果を持ちます。炭水化物を分解する際に身体の中でつくられた熱により、新陳代謝が上がるのです。このビタミンB1・B2は豚肉やうなぎなどの動物性食品に多く含まれます。
冷え性改善のために控えるべき食べ物

冷え性対策に甘いものは厳禁です。砂糖の中でも、特に白砂糖は身体を内側から冷やすといわれています。白砂糖は精製され栄養素が取り除かれたもので、含まれているのは糖分のみ。白砂糖を摂ると、ビタミンB群などの栄養素を身体から補う必要が出てきます。その結果、血液量や質の低下を引き起こすビタミンB欠乏症になりやすくなってしまうのです。 加えて、糖分の摂り過ぎは血液の流れを悪化させる血糖、または中性脂肪の増加の原因となってしまいます。
また、冷たいものも身体を内側から冷やしてしまうので、おすすめできません。野菜を食べる場合には、冷たいサラダよりも温野菜やスープなど、温かく食べられる工夫をしてみていかがでしょうか。アイスクリームのように冷たくて甘いものはもちろんのこと、糖分の高い清涼飲料水なども控えめにしておきましょう。
食材ひとつとっても、含まれている栄養素によって冷え性を改善したり、悪化させたりする作用があります。ほんの少し食べるものに気を遣うだけでも身体の温め効果は変わりますので、食事する際には意識してみてください。
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