健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
散策|加賀山中(石川県) 芭蕉の愛したゆかりの温泉地を訪ねる

散策|加賀山中(石川県) 芭蕉の愛したゆかりの温泉地を訪ねる

美肌の湯として有名な加賀山中(石川県)は、景勝地・鶴仙渓(かくせんけい)の遊歩道、商店がならんだゆげ街道、九谷焼体験や漆(うるし)の絵付け体験など、旅の楽しみが満載のエリア。俳人・松尾芭蕉(まつおばしょう)が大変気に入って長逗留した場所としても知られています。


美肌の湯として有名な加賀山中は、景勝地・鶴仙渓(かくせんけい)の遊歩道、商店がならんだゆげ街道、九谷焼体験や漆(うるし)の絵付け体験など、旅の楽しみが満載のエリア。俳人・松尾芭蕉(まつおばしょう)が大変気に入って長逗留した場所としても知られています。

(画像は黒谷橋)

提供:山中温泉観光協会さま

オススメ散策ルート 松尾芭蕉のゆかりの地をたずねて

A:黒谷橋(くろたにばし)/ 芭蕉堂

1分
B:鶴仙渓(かくせんけい)・遊歩道

15分
C:あやとりはし

10分
D:芭蕉の館

5分
E:総湯菊の湯・山中座

15分
F:国分山 医王寺
(こくぶんざん いおうじ)

※所要時間は時速3kmで歩いた場合の目安です。


松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅で山中温泉を訪れ、8泊9日という長逗留をするほどの気に入りようだったといいます。今回のおすすめルートはそんな松尾芭蕉の足跡が残る地をたどっています。

芭蕉も思わず手を打った 絶景の黒谷橋

黒谷橋は鶴仙渓遊歩道の入り口。黒谷橋からは鶴仙渓に立ち並ぶ奇石怪石と川の流れ、覆いかぶさるような樹木の素晴らしいコントラストを見渡せます。芭蕉は近くの石に腰掛けて手を打ち、「(この川の黒谷橋は絶景の地なり)行脚の楽しみここにあり」と詠んだのだそうです。

そのため、黒谷橋から鶴仙渓に入ってすぐの場所に、俳聖芭蕉を祀った「芭蕉堂」がひっそりとたたずみます。芭蕉を慕う全国の俳人たちによって明治43年に建立され、2010年に建立100周年を迎えました。

提供:山中温泉観光協会さま

山中へ来たら一度は歩きたい 鶴仙渓遊歩道~あやとりはし

全長1.3kmにわたる鶴仙渓。奇石怪石と四季折々の景観を楽しめるよう、遊歩道が整備されています。秋の紅葉は圧巻で、毎年多くの観光客が訪れます。
この渓谷は、黒谷橋・あやとりはし・こおろぎ橋と3つの橋があることでも知られています。鶴仙渓の最も上流にかかるこおろぎ橋は、総檜造りの立派な橋でガイドブックにも掲載されています。今回のおすすめルートには入っていませんが、ぜひ訪れたい名橋です。

15分ほど歩いた遊歩道の中間地点あたりに、不思議なS字型でワインレッドの塗装が目を引く「あやとりはし」があります。このデザインは華道草月流の3代目家元・勅使河原宏(てしがはらひろし)氏によるもの。テーマは「渓仙峡(けいせんきょう)を活ける」です。ゆるやかなカーブは草花を表現しているのかもしれませんね。毎年春先から10月末まではこの付近に名物の川床が登場。新緑や色づく木々を愛でながら「川床ロール」や「冷製抹茶しるこ」をいただけます。

提供:KAGA 旅・まちネットさま

築後100年、和のたたずまいを今に伝える 芭蕉の館

「あやとりはし」を渡って徒歩約10分、芭蕉の館に到着します。庭園を眺めながらお抹茶を楽しめるので、小休止にぴったりです。芭蕉の資料や山中漆器の展示があります。
この建物は明治中期の白壁・鉄扉造りが特徴の宿屋建築で、旅館として営業していた建物を再整備し、芭蕉の館として再生しました。漆塗りの天井、広々とした床の間など和の情緒が息づく建造物です。

提供:KAGA 旅・まちネットさま

芭蕉が絶賛した山中の湯を堪能 菊の湯(公共温泉)

山中の湯に入った芭蕉は、その名湯を絶賛し「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と読みました。ここでの「菊」は、能の「菊慈童(きくじどう)」に出てくる不老長寿の菊の露のこと。「山中の湯につかれば、不老長寿の菊の露を飲むまでもない」という意味です。
菊の湯はその名湯の湯元で、特におとこ湯は約1,300年前に発見されてから、浴場の場所がただの一度も変わっていないのだとか。

芭蕉の忘れ物を展示 国分山医王寺

高台に建つ真言宗のお寺で、山中温泉を開湯した奈良時代の僧・行基(ぎょうき)が創建したと伝えられています。宝物殿には山中温泉の由来を描いた「山中温泉縁起絵巻絵図」や、芭蕉の忘れ物とされる「芭蕉の忘れ杖」のほか、国の重要文化財などが展示されています。

提供:KAGA 旅・まちネットさま

今回は芭蕉の足跡を中心に散策しましたが、加賀山中の魅力はそれだけにとどまりません。旅館の女将やギャラリーの店主などがガイドをしてくれる周遊バスが、温泉街を1周40分、1日10周していますので、ぐるりと一回りしながら気になった場所で降りる、そんな気ままな旅もおすすめです。

※掲載されている情報は平成28年1月現在のものです。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。