健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

ログアウト
閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
語源・由来|「太鼓判を押す」「お墨付き」 人のことを認める・保証する時の表現

語源・由来|「太鼓判を押す」「お墨付き」 人のことを認める・保証する時の表現

高価な品物や電化製品には、その品物の性能や安全性、価値を確かなものとする「保証書」がついてきます。では、昔は物の価値を保証する際にどのような方法がとられていたのでしょうか。今回は、そうしたかつての「保証」の方法を由来とする、「太鼓判を押す」と「お墨付き」の、今でも使われている二つの言葉をご紹介します。


高価な品物や電化製品には、その品物の性能や安全性、価値を確かなものとする「保証書」がついてきます。では、昔は物の価値を保証する際にどのような方法がとられていたのでしょうか。今回は、そうしたかつての「保証」の方法を由来とする、今でも使われている言葉をご紹介します。

武田氏の金貨が由来 「太鼓判を押す」

その人物や品物の質が絶対によいものであると保証することを「太鼓判を押す」といいます。私たちの生活において、重要な契約や取引に印鑑は欠かせませんから、「判を捺す(押す)」ことが「保証」につながることに不自然さはありません。ではなぜ、「太鼓判」を押すことが価値の証明とされるようになったのでしょうか。

「太鼓判」とは、一般的には太鼓のように大きな印判のことをいいます。太鼓のように大きな判を押すことで、「確実であることを保証する」という意味につながります。ここで、「太鼓判」の言葉の由来をさらにさかのぼってみましょう。

戦国時代、甲斐の武田氏は「甲州金」という金貨を鋳造し、甲斐国内で流通させました。甲州金は、他諸国の貨幣が重さで数える貨幣だったのに対して、枚数で数える貨幣であり、非常に先進的だったといえます。
1番価値が高い一両金を筆頭に、その1/4の価値である一分金、さらにその1/4の価値である一朱金……と分けられていたのですが、この中で2番目に価値の高い「一分金」のデザインがカギとなります。甲州金の一分金は丸い金貨なのですが、その周囲に太鼓の皮留めに似た小さな丸印が装飾されています。この装飾こそが「太鼓判」なのです。金が削り取られるのを防ぎ、価値を保証するためにつけられたともいわれます。

後の世で、太鼓判は太鼓のように大きな印判を指すようになりますが、そもそもの「太鼓判」は、金貨の装飾のことでした。それも価値を担保するためにつけられた絵柄だったと知ると、「太鼓判を捺す」の意味に納得しますね。

将軍や大名の花押のある文書 「お墨付き」

「お墨付き」とは、権力や権威のある人の与える許可や保証のことをいいます。その由来は「墨」というからには何かを筆で書いたものが語源ではないか、という予想がたてられますが、まさにその通りで、「お墨付き」とは、権力者が墨で記したサインのことなのです。

「お墨付き」はもともと、室町時代と江戸時代に、幕府や大名から臣下に与えた領地を、後日の証拠として保証・確認する文書のことを指しました。この文書には、権力者の署名、または花押(記号もしくは符号で記す署名)が墨で記されていたため、「お墨付き」と呼ばれるようになりました。転じて、現在では幅広く、権力や権威のある人の許可、承諾、保証として使われます。

よく似た言葉に「折り紙付き」という言葉があります。詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。

「折り紙付き」とは、「鑑定書付き」ということをいいます。「絶対に間違いないと保証できること。またそうしたもの」を指しています。この「お墨付き」と「折り紙付き」の使い分けとして、「お墨付き」は誰が保証してくれるのか、に重きを置いた表現で、一方「折り紙付き」はその物や人そのものが確かであることを示しているという違いがあります。

太鼓判、お墨付き、折り紙付き……「保証」にまつわる言葉には、権力者、為政者のさまざまな工夫がにじみ出ているようです。日本の歴史と語源との深い関わり、そのおもしろさにぜひ着目してみてください。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康メニュー|ひと手間でぐっとおいしく!「醤油洗い」を試してみない?

健康メニュー|ひと手間でぐっとおいしく!「醤油洗い」を試してみない?

青菜のおひたしや和え物の下ごしらえとして、和食に詳しい料理好きのあいだで知られている「醤油洗い」。実はこのひと手間は、魚や肉にも応用でき、料理の仕上がりをぐっと引き上げてくれます。今回は、醤油洗いの基本的な考え方と、なぜひと味違う仕上がりになるのか、その理由をご紹介します。


健康メニュー|おでんの塩分を抑えるには? 美味しくヘルシーに楽しむコツ

健康メニュー|おでんの塩分を抑えるには? 美味しくヘルシーに楽しむコツ

おでんは、冬のあたたかいメニューの定番です。寒い季節に欠かせない料理ですが、つゆでじっくり煮込むおでんは塩分量が気になるという方も多いかもしれません。今回は、美味しさを損なわずに塩分を抑えたおでん作りのコツをご紹介します。


健康メニュー|燻しても生のようなのはなぜ?「スモークサーモン」

健康メニュー|燻しても生のようなのはなぜ?「スモークサーモン」

スモークサーモンは、刺し身や焼き魚などとは異なる燻製特有の風味や香り、生に近いしっとりとした食感が人気の食材です。今回は、スモークサーモンが持つ独特の風味・食感の理由や含まれる栄養、普段の食事に活用できるおすすめの食べ方をご紹介します。


健康メニュー|冬ならではの作り置き! 自作「冷凍鍋セット」

健康メニュー|冬ならではの作り置き! 自作「冷凍鍋セット」

体があたたまる冬の定番メニュー鍋料理は、各家庭でも食卓にのぼることが多いものです。スーパーや通販では、カット・下ごしらえ済みの具材が揃った鍋セットが人気ですが、冷凍保存できる「冷凍鍋セット」は自作も可能です。今回は、冬にぜひ試していただきたい、自作の冷凍鍋セットの作り方をご紹介します。


健康習慣|「スロースクワット」軽い負荷・少ない時間で筋肉アップ!

健康習慣|「スロースクワット」軽い負荷・少ない時間で筋肉アップ!

新しい年になると、心機一転、「今年こそ運動不足を解消したい」と意気込む方も多いのではないでしょうか。でも激しい運動は続かないし、ケガも心配……。そんな方にこそおすすめしたいのがスロースクワット。軽い負荷・少ない回数でも筋肉にしっかり効く、効率的なトレーニング方法です。1セット1分未満でも継続すれば大きな効果につながります。