
散策|箕面大滝(大阪府) 歩きやすい散策路で大自然を堪能
箕面大滝(みのおおたき/大阪府)は、箕面公園内の最奥にあり、「日本の滝百選」にも選ばれています。自然豊かな森林公園で、植物は約984種、もみじも約12種類と、大阪では有名な紅葉スポットです。渓流に沿って整備された「滝道(たきみち)」を散策すると、大自然が堪能できます。
目次
箕面大滝(みのおおたき)は、箕面公園内の最奥にあり、「日本の滝百選」にも選ばれています。自然豊かな森林公園で、植物は約984種、もみじも約12種類と、大阪では有名な紅葉スポットです。

画像提供:箕面市
オススメ散策ルート
大阪市内から電車で30分前後とアクセスがよいため、地元の方に親しまれている公園です。最寄りの阪急箕面駅から箕面大滝までは、渓流に沿って整備された「滝道(たきみち)」が通っています。今回は、滝道沿いに散策するルートをご紹介します。
阪急箕面駅
↓
聖天宮西江寺
(しょうてんぐう さいこうじ)
↓
昆虫館
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箕面山瀧安寺
(みのおさん りゅうあんじ)
↓
時習堂
↓
箕面大滝
全長 2.7km
※所要時間40分
(目安、観光・休憩時間は含みません)
聖天宮西江寺/ 箕面山瀧安寺
箕面公園には個性的な2つのお寺があります。 箕面公園に入ってまず立ち寄るのは「聖天宮西江寺」。このお寺に古くから伝わる「懸想文(けそうぶみ)」とは、今でいうラブレターのこと。縁談や商売繁盛、家内安全の御札として残っています。良縁を求める参拝者でにぎわっています。
もうひとつは宝くじの元となった富くじ発祥の地とされる「箕面山瀧安寺」。こちらの富くじは約950年前からあったとされています。当たりを得た人には「大福御守(だいふくおまもり)」が授けられ、強いご利益があったとか。明治時代以降中止されていましたが、2009年から復活し、毎年10月10日に古式に則り執り行われています。 (画像は箕面山瀧安寺)

画像提供:箕面市
放し飼いしたチョウに会える「昆虫館」
珍しい昆虫を多数展示している「昆虫館」。目玉は、たくさんのチョウが放し飼いされている「放蝶園」です。毎日約10匹のチョウが羽化しており、羽化したチョウは毎日13時~14時に「放蝶園」に放たれます。事前に受付をすると放蝶にチャレンジできますよ。

画像提供:箕面市
偉人の人生を学ぶ「時習堂」
瀧安寺から大滝に向かって歩くと、入り口に二宮金次郎像がある建物があります。こちらは現在の日本の繁栄を築いた偉人たちの信念・言葉・歴史が展示された資料館「時習堂」。椅子やソファもあって、館内にある書籍をゆっくり閲覧することができます。故松下幸之助氏の書や語録本などを読んでいるうちに、人生のヒントがひらめくかもしれません。
散策のクライマックス! 「箕面大滝」
いよいよ公園の最奥「箕面大滝」に到着です。落差33mの水の流れ、響き渡る水音はまさに大自然! 春の新緑や秋の紅葉が人気ですが、冬の寒さの中の風情もまた捨てがたい趣です。また、夏はあざやかな緑と身体にかかる水しぶきが涼しげで、季節感豊かなスポットとなっています。滝見橋(たきみばし)から大滝を見るアングルは、写真撮影に最適です。

画像提供:箕面市
立ち寄りたい! 「もみじの天ぷら」「もみじの足湯」
■もみじの天ぷら
箕面公園やその周辺にはお土産店やお食事処が点在していますが、絶対に食べたいのが「もみじの天ぷら」。秋に収穫した食用モミジを厳選して塩漬けし、カラッと揚げる珍しいお菓子です。食べ歩きサイズとお土産用サイズがあります。カリッとした歯ごたえがクセになる一品です。

画像提供:箕面市
■「もみじの足湯」疲れた足を癒やす公共の足湯
阪急箕面駅の改札外にある「もみじの足湯」。入場料150円でオリジナルタオルが付いてきます。散策スタート前に観光パンフレットを見ながら入るのもよし、帰り道に疲れた足を癒やすのもよしの人気スポットです。
※掲載されている情報は平成28年1月現在のものです。
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