日常生活マナー|手土産 心をこめて選びたい
旅行のお土産は楽しく選べても、目上の方への手土産選びや、持参した際の扱い方に悩む方も多いのではないでしょうか。訪問や接待の際に用意する、手土産の選び方や渡すタイミンなど、今回は手土産の概要やマナーについてご紹介します。
旅行のお土産は楽しく選べても、目上の方への手土産選びや、持参した際の扱い方に悩む方も多いのではないでしょうか。今回は訪問や接待の際に用意する手土産の概要やマナーについてご紹介します。
手土産は多くの意味がこめられたあいさつの品
訪問や接待の際にあいさつの品として持参する手土産ですが、この“あいさつ”には、気候の厳しさや大きな仕事などへのお見舞い、お願いごとやお詫びなどの用件に対する感謝の気持ちなど、さまざまな意味が含まれています。特に、明確な要件がない場合でも、個人宅訪問の際は相手の自宅へお邪魔することへのお礼として持参するものです。
ちなみに手土産を「おもたせ」と呼ぶのは、本来受け取る側だけ。最近は、持参する側が手土産を「おもたせ」と呼ぶ様子も見受けられますが、自らに敬語を使うことになりますから避けたほうが無難です。
季節の品、ご当地の名物など、手間や心をかけることがおもてなしに
いかに高級な品であっても、訪問先のご近所でサッと買っただけでは、ありがたみが目減りしてしまうものです。相手の好みに合わせたり、旬の果物や季節のお菓子を選んだり、人気があって入手しにくい品を用意したり、訪問する方の地元の名物を選んだり……と、手土産に手間や心をかけることが、お金では買えないおもてなしといえます。
情報収集や経験がポイントになりますから、手土産をテーマにした書籍や雑誌などを読んでみたり、店頭で経験豊富な店員さんに相談してみたりするのもおすすめです。
タイミングや扱い方など、手土産はどうやって渡す?
■訪問する際に手土産を渡すタイミングは、あいさつの後、椅子や座布団につく前
自宅や事務所へ訪問する際の手土産は、部屋に通され、訪問した相手とのあいさつを済ませて、椅子や座布団につく前にお渡ししましょう。紙袋や風呂敷を取り、包みの正面を相手へ向けて出します。冷蔵の必要な品などは、お渡ししてからすぐ伝えるようにしましょう。
例外として、お詫びの際は謝罪の旨を伝えて頭を下げ、相手のお許しが出てから渡すようにします。先に渡してしまうと、不手際をもの(手土産)で解決する態度に見えかねません。お怒りが解けない場合は無理にお渡しせず、持ち帰りましょう。
■手土産を開けたほうがいいかどうかもさりげなく伝える
訪問を受けた側は本来、“手土産はいただいておき、お客様にはこちらで用意したお茶菓子をお出しする”ものです。手土産をすぐに開けて出す場合は「おもたせで失礼します」とひとこと断るのがマナーになっています。こちらからの急な訪問で相手がお茶菓子を用意していないと思われる時や、もともとその場で食べようと思って持参した手土産であれば、「よかったら開けてください」と一言添えましょう。逆に「皆様(ご家族)でゆっくりどうぞ」といいながら渡せば、開けずに納めてもらえるでしょう。
■接待の際の手土産は、相手がお帰りの際に
接待の会食などにあたって用意した手土産は、先に渡すと相手が持ち運ばねばならず、負担になりかねませんので、お帰りのあいさつの際にお渡ししましょう。店先やハイヤーの前などで受け渡す際は、紙袋や風呂敷を取ってお渡しすると相手にも手間になりますから、「袋のまま失礼します」とひとこと断って、そのままお渡ししてもよいです。
相手のことをいろいろと考えながら手土産を選ぶひとときは、慣れればとても楽しいものです。お渡しする際の扱い方も、一度覚えてしまえば難しくありませんので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
関連する投稿
ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。
キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。
語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来
季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。
イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに
6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。
散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)
十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。
最新の投稿
健康メニュー|暑くなる前に「煮込まないスープ」のレパートリーを増やそう
「煮込まないスープ」は、短時間で手軽に作れるので忙しい朝や暑い時期にもぴったりだと最近話題のメニューです。今回は、煮込まないスープを作る際に押さえておきたい煮込み時間を短縮するためのコツやおすすめの具材・味付けのバリエーションを解説します。
健康メニュー|「春雨」の名付け親は日本! その由来とおいしい活用法
「春雨」と聞くと、天気と食材のどちらを思い浮かべますか。実はこの二つは、まったく無関係ではありません。今回は、身近な食材である春雨の名前の由来や特徴、便利な使い方など、知っておきたい豆知識をご紹介します。
洋食店や喫茶店など、幅広い飲食店で提供されているナポリタンは、パスタの本場イタリアには存在しない日本生まれのメニューであることをご存じでしょうか?今回は、老若男女に愛されているナポリタンの発祥や名称の由来、ご当地メニューとしてのナポリタンなどについて解説します。
2026年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車の交通違反に「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」が導入されます。今後は、交通事故の原因となるような、悪質・危険な違反であった時には反則金が科されることになります。「自転車だから大丈夫」と思っていた行為が、実は違反だった――そんなケースもあるかもしれません。この機会に、自転車の交通ルールをあらためて確認しておきましょう。
健康メニュー|せいろ蒸し 素材のうま味や栄養を逃さずおいしく
食材を並べて蒸すだけの「ほったらかし調理」で、素材のうま味や栄養を逃さず調理できる「せいろ蒸し」は、ヘルシーな調理方法として人気が再燃しています。今回は、せいろ蒸しの基本とせいろの選び方、おすすめメニューをご紹介します。
