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日常生活マナー|和室 美しい振る舞いでいざという時も安心

日常生活マナー|和室 美しい振る舞いでいざという時も安心

集合住宅などを中心に和室がないお宅も増え、自然と身に着ける機会が少なくなってきている和室のマナー。「敷居を踏んではいけない」など、ご存知の方もいるかと思いますが、いざという時に慌てないよう、今回は、和室への入り方や振舞い方などの、マナーやそのいわれについてご紹介します。


集合住宅などを中心に和室がないお宅も増え、自然と身に着ける機会が少なくなってきている和室のマナー。いざという時に慌てないよう、今回は、和室のマナーやそのいわれについて、ご紹介します。

和室への入り方

ふすまは座ったまま、引き手と親骨を使って開ける

まずふすまの前に座り、引き手(ふすまを開閉する際に手をかけて引く引き金の部分)に左手をかけ、手が入るくらいふすまを開けます。その手を親骨(ふすまの枠)まですべらせ、床から10㎝ほどのところを押して半分ほど開けたら、今度は右手で親骨を持ち、体が十分通れるくらい開けます。
ふすまや障子の紙の部分は、手で触ると汚れや傷がつきやすく、一度つくときれいにするのは難しいもの。開け閉めに限らず、紙の部分はなるべく触らないように気を付けましょう。

敷居を踏まないように部屋へ入る

敷居を踏むことは、そのお宅のご主人の顔を踏むのと同じだといわれるくらい、失礼なこととされています。踏むことで敷居がゆがんでしまうと、ふすまの開け閉めもしにくくなりますから、そういった意味でも好ましくありません。ふすまを開け、挨拶をしたら立ち上がって敷居を踏まないように入るか、座ったまま握りこぶしを床について、立て膝の状態で入室するようにしましょう。

開ける時と逆の手順でふすまを閉める

入室後はふすまに向き直り、左手で親骨の床から10㎝ほど上を持ってふすまを半分閉め、右手に持ち替え手が入るくらいのすき間を残して閉め、その手を上へ滑らせて引き手にかけ……と、開ける時とは逆の手順で閉めます。

和室での振る舞い方

上座・下座を覚えておくと、つくべき席がわかる

床の間がある部屋の場合、上座は床の間を背にして座る側の席になります。床の間がない場合は、部屋の入り口から遠い方が上座、近い方が下座になります。自分が相手の家へ訪問する場合、家の主人は上座、訪問した方は下座につくのが一般的です。同行者を上座に通すことも意識しながら、自分のつくべき席を確認しましょう。

畳の縁は踏まないように移動する

その昔、畳の縁は絹や麻でできた高級かつ繊細なものでしたから、大切に扱われていました。のちには畳の縁に家紋を入れる家も増え、畳の縁を踏むことはご先祖様を無下に扱うことともされたのです。そのため現在でも、畳の縁は踏まないようにするのがマナーとなっています。

まずは畳に座り、座布団は勧められてから、挨拶をして使う

つくべき席が決まっていても、まずは座布団の下座側の畳に座るようにします。家の主人などに勧められたら、一礼してから握りこぶしを床について座布団に上がりましょう。また、座布団から立ち上がる時は、座布団を足の裏で踏まないように気を付けましょう。

座布団は糸飾りがある方が「表」、縫い目のない方が「前」

座布団には表裏や前後があります。真ん中に糸飾りのある方が表、四方のうち縫い目がない方が前(座った時ひざの下になる)です。おもてなしをする側に回る時は、表裏や方向を間違えずに出すようにしましょう。

昔ながらのマナーを踏まえた美しい振る舞いは、相手を立てるだけでなく自分も気が引き締まり、気持ちが良いものです。失礼のないようにと気にするあまり、マナーに振り回されてしまうのは本末転倒ですが、いざという時にさりげなく心地よい振る舞いができるよう、普段から心がけてみてはいかがでしょうか。

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