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せたがや相談室~夏の不調~|第2回「夏の食中毒」症状と対策

せたがや相談室~夏の不調~|第2回「夏の食中毒」症状と対策

体調がイマイチだな、病院に行ったほうがいいのかな?ちょっとした体の不調は、なかなか人には相談できないもの。そこで今回は、消化器内科、消化管内視鏡、予防医学を専門にされている近藤慎太郎先生に、「夏の不調」をテーマに、夏場の体調管理についての心配や疑問、毎日を健やかに過ごすためのアドバイスをうかがいました。


今回の質問 お腹が痛く、吐き気や下痢があります。食べ物が傷んでいたのでしょうか……
●今回担当の専門家

近藤慎太郎 先生
日赤医療センター、東京大学医学部付属病院を経て、山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任。消化器内科、消化管内視鏡、予防医学専門。年間2000件以上の内視鏡検査・治療を手がけ、これまで数多くのがん患者を診療する。

症状が出たらまずは安静に、自己判断せずに病院へかかりましょう

腹痛・吐き気・下痢などは食中毒の主な症状ですが、実際に診てみないとはっきりとはいえません。直前にあやしそうなものを食べたとか、一緒に食事をとった人も同じ症状が出ているとか、もっとお話を聞きたいところです。
そのような症状があるなら、自己判断せずに病院に行ってください。食中毒は命に関わることもありますし、人に感染するタイプの食中毒である可能性もゼロではありません。

病院に行くまではしっかり安静にして、水分を多めにとるようにしてください。特に嘔吐や下痢がある場合には、脱水症状が心配です。脱水状態は水分だけでなく塩分も不足していますし、嘔吐で胃酸も出ていきます。ですから、食中毒の水分補給は水ではなく、電解質の入ったスポーツドリンクや、経口補水液などで行いましょう。

食中毒の原因はひとつではなく、季節によって流行りがあります

ひとくちに食中毒といっても夏から秋にかけて多いのはO157をはじめとした「細菌性」。これは細菌が高温多湿を好むため増殖しやすいのです。冬に多いのは、ノロウイルスなどの「ウイルス性」で、ウイルスにとっては低温・乾燥が望ましいので夏の発生は少ないですが、環境がそろえば可能性はゼロではありません。それからフグやカキ、キノコなど、季節によってどれが流行るかという違いはあっても、食中毒自体は一年中起こるものなんですね。

どの食中毒でもしっかり補水して安静にしていれば、数日で治ることがほとんどです。夏に多いカンピロバクターやO157など発熱を伴う食中毒の場合には、抗生物質を処方することもありますが、基本的にはどの食中毒でも「補水と安静」が重要です。
ところで、抗生物質は諸刃の剣なところがあって、抗生物質で大腸菌などの細菌を大量に殺すと、腸内に死んだ細菌から排出された毒素がばらまかれてしまうことがあるのです。強い薬は時として毒になることもある。食中毒と抗生物質の兼ね合いは難しいので、そこは医師の判断にまかせていただければと思います。

食中毒予防はまず「清潔」、それから「整腸」もポイントです

食中毒の予防には目からウロコといったものはなく、とにかく「手洗い」が大切です。外出の後、調理前、食べる前と、こまめに手を洗いましょう。手に付着した細菌やウイルスが、口や食べ物に移って食中毒になるケースがよくあります。
食材や調理器具の取り扱いにも気をつけたいところです。肉を切ったまな板と包丁は洗浄してから野菜など他の食材を切る、痛みやすい食材はラップやビニールに入れて保存するなど、汚染や菌の繁殖を防ぐ工夫を心がけるようにしましょう。

食中毒症状の軽重には、腸の状態も関わってきます。今、腸内細菌が話題ですが、実はさまざまなものに関連しているのです。腸内細菌が性格にも影響を与えているのではないかと、腸内細菌と性格の関連性について研究する人もいるぐらいです。

余談ですが、潰瘍性大腸炎などの患者さんに、健康な人の便を移植するという治療が盛んに行われています。「親類のなかで健康な人のものをカプセル状にして飲む」と聞くとブラックジョークみたいに聞こえますが、全世界で真剣に研究がなされているんです。

体のなかは、入ってくるものと出ていくものの循環で保たれています。便秘はその循環が「詰まった」状態です。普段から食事の内容・バランスに気をつけてスムーズな排便を目指すことが、巡り巡って腸の健康にもつながると思います。ひどい食中毒にならないためには、普段の生活から自身を健康に保つというのにも気をつけたいですね。

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