健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
語源・由来|「辻褄」「要領」 衣服にまつわる言葉

語源・由来|「辻褄」「要領」 衣服にまつわる言葉

衣服は人にとって単なる防寒具ではありません。身だしなみは、そのままその人の姿勢や生き方の表れであることも多いもの。衣服にまつわる言葉は数多くありますが、それが転じて、人の生き方や姿勢を表す言葉になっていることもよくあります。今回は、そうした衣服の用語が語源の言葉、「辻褄」と「要領」をご紹介します。


衣服は人にとって単なる防寒具ではありません。身だしなみは、そのままその人の姿勢や生き方の表れであることも多いもの。衣服にまつわる言葉は数多くありますが、それが転じて、人の生き方や姿勢を表す言葉になっていることもよくあります。今回は、そうした衣服の用語が語源の言葉をご紹介します。

「辻褄」~合うべきところが合う美しさ~

「ここ最近の政治のニュースは、辻褄の合わない話でもちきりだ」などというときに使われる「辻褄」。
「辻褄」とは、「合うべきところがきちんと合う物事の道理」、「一貫した物事の筋道」のことです。慣用句として「辻褄が合う(合わない)」、「辻褄を合わせる」といった使い方をするほうが多いかもしれません。

この「辻褄」。「辻」と「褄」の2つの言葉を合わせたもので、どちらも着物にまつわる言葉なのです。

「辻」とは道路が十字に交わるところですが、裁縫の用語では縫い目が十文字に交わることをいいます。また、「褄」は、着物の裾の左右両端の部分のことです。白無垢の花嫁さんや芸者さんが、裾の長い着物を着たときに、手で着物の前部分(竪褄とか褄下、襟下)をつまんで裾を少し持ち上げて歩くことを「褄を取る」などといいます。

どちらもずれておらず、合うべきところがきちんと合っていることが、大切な場所です。きちんと仕立てられ、着つけられた着物姿は、着る側も見る側も背筋がすっと伸びる心地がしてよいものです。肝心な場所が崩れていたり、着崩れていたりする着物姿は、見苦しさを感じさせます。人の言葉も、ちぐはぐな「辻褄合わせ」ほど見苦しいものはありません。

反物を直線で裁って縫う、シンプルな作りでありながら、人の体を美しく見せる着物。その仕立て方、着付けには昔の人の知恵と技術が詰まっています。日本人の着物に対する美意識が、「辻褄」という言葉を生み出し、「物事の道理」を指す言葉につながっていったのかもしれませんね。

「要領」~腰帯と襟を指す言葉~

「要領」とは「要点」のことで、物事のもっとも大事な点のことをいいます。ここから派生して、「物事の要点を掴み、うまく処理する」という意味でも使われます。

この要領という言葉は、『史記』『礼記』など中国の古典で見られる言葉で、「腰領」とも書きます。「要」は人体の「腰」、「領」は「首すじ、うなじ」のことです。また、人体だけでなく、衣服の部分を指す言葉でもあり、「要」は「腰帯」、「領」は「襟」という意味です。要と領、いずれも体と衣服の大事な部分であることから、「要領」が物事の重要な点という意味につながります。着物を持つとき、たたむときには、腰や襟を持つと取り回ししやすいといいますが、その点からも、「要領」は衣服の要点であることがわかりますね。

要点がはっきりしないことを「要領を得ない」といいますが、四文字熟語で同じことを「不得要領(ふとくようりょう)」といい、『史記』にその記述が見られます。また、中国では死罪として「腰を斬る」、「首を斬る」という刑罰がありました。そこから派生して、「要領を全うす」といえば、「腰を斬られることも首を斬られることもなく罪を犯さず生涯を送った」ということを、いったそうです。

ところで、「要領のいい人」という言い方には、2つの意味合いがあります。ひとつは「手際のいい人」、「要点を掴むのがうまい人」という褒め言葉です。一方で「要領がいい人」には「手を抜いたり、人に取り入ったりするのがうまい人」という意味もあります。「あの人は要領がいい」と、人を評するときには、肯定的な意味合いか、否定的な意味合いか、誤解されないように言い回しに気をつけるようにしたいですね。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


野菜の豆知識|いちごの品種、いくつ知ってる?

野菜の豆知識|いちごの品種、いくつ知ってる?

いちごはそのまま食べるのはもちろん、多くのスイーツにも使われている身近なフルーツですが、たくさんの品種があることはご存じですか?今回は、多数あるいちごの品種のうち、生産量の多い品種をご紹介します。


健康メニュー|変わり種具材でしゃぶしゃぶを楽しもう

健康メニュー|変わり種具材でしゃぶしゃぶを楽しもう

会食のごちそうとしても、家庭の食事としても人気のしゃぶしゃぶ。それだけに、最近はさまざまな味や具材のバリエーションが見られます。今回は、しゃぶしゃぶのバリエーションを楽しめる変わり種具材をご紹介します。


健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。


健康メニュー|具だくさんのみそ汁で無病息災を願う「お事汁」

健康メニュー|具だくさんのみそ汁で無病息災を願う「お事汁」

日本には、無病息災を願い、行事食をいただく風習が数多く残っています。そのひとつが、「事八日(ことようか)」と呼ばれる行事で、2月と12月に具だくさんみそ汁の「お事汁(おことじる)」を作っていただくのが習わしです。地方によって呼び方が異なるため、あまり広く知られていないかもしれませんが、一説には平安時代頃から日本の各地で行われてきたとされる伝統行事です。<br>この記事では、「事八日」の発祥、「お事汁」の材料などに触れながら、古き良き日本の風習についてお伝えします。


心も体も健康的なお酒との「上手」な付き合い方

心も体も健康的なお酒との「上手」な付き合い方

普段あまり飲まないお酒を飲んで失敗したり、<br>つい飲み過ぎて二日酔いに悩まされたりすることはありませんか?<br>家族や友人と飲むお酒は楽しいものですが、飲み過ぎは健康にもよくありません。<br>お酒との上手な付き合い方を知り、健康を維持しながら楽しみましょう。