健康メニュー|語源から現代の防災まで、「羊羹」のおいしい雑学
あたたかいお茶と和菓子の組み合わせが恋しい季節です。羊羹(ようかん)を片手に読んでいただきたい、ちょっとした羊羹の雑学をご紹介します。身近なお菓子でありながら、その語源は意外なルーツを持っています。また、災害などの非常時の備えとしても優秀です。
あたたかいお茶と和菓子の組み合わせが恋しい季節です。羊羹(ようかん)を片手に読んでいただきたい、ちょっとした羊羹の雑学をご紹介します。身近なお菓子でありながら、その語源は意外なルーツを持っています。また、災害などの非常時の備えとしても優秀です。
羊羹の語源は「羊のスープ」?
羊羹の語源は、中国の「羊の羹(あつもの)」にあります。「羹」とは、肉や野菜を煮込んだスープのこと。なんと、羊羹はもともと羊肉のスープを指す料理名だったのです。
その「羊の羹」は、禅宗の文化とともに日本へ伝わりました。禅宗では肉食を避けるため、小豆や小麦粉、葛(くず)などを羊肉に見立てて作られるようになりました。やがて甘味として発展し、江戸時代ごろには現在のような甘い小豆が主役の和菓子へと姿を変えていきました。
煉羊羹・水羊羹・蒸羊羹の違い
ひと口に羊羹といっても、その製法によって分類が変わります。みなさんはどの羊羹がお好みでしょうか。ここではそれぞれの違いを解説します。
■煉羊羹
最も一般的で“王道”といえるのが煉羊羹。あん、砂糖、寒天を、鍋で練りながらじっくり水分を飛ばすため、“練”羊羹と呼ばれています。密度が高く、しっかりとした甘さと食べごたえが特徴です。
■水羊羹
あん、砂糖、寒天を使用する点は煉羊羹と同じですが、寒天の量を控え、水分を多めに加えて作るのが特徴です。冷やしていただくことが多く、やわらかくみずみずしい口当たりとつるんとしたのどごしが魅力で、夏の涼菓として親しまれています。
■蒸羊羹
羊羹の中で最も歴史が古いといわれるのが蒸羊羹。あんや砂糖は他の2種と同じですが、寒天ではなく小麦粉(あるいは葛粉)を加え、型に入れて蒸し固めます。もっちりとした食感が特徴です。
防災アイテムとしても優秀!
実は羊羹は、保存性にすぐれた食品でもあります。一般的な商品でも未開封であれば製造から1年ほど、保存食専用として5年以上の長期保存が可能なものもあります。常温で保管できるため、家庭の備蓄にも向いています。
非常時の備えとして、食べ慣れている食品を普段から少し多めに買い置きし、食べた分を買い足して回す「ローリングストック」という備蓄方法にも、羊羹はとても適しています。
非常時に甘いものがストレス軽減に役立つことはよく知られており、羊羹は効率的なエネルギー補給だけでなく、心のケアという面でも心強い存在です。
羊羹にぴったり! おいしい緑茶の淹れ方
せっかくですから、羊羹に合うお茶も丁寧に淹れてみましょう。いつもの茶葉でも、丁寧に淹れてみると驚くほど違いがでます。1人分の茶葉は小さじすりきり1~2杯、お湯は50~150ccが目安です。
1煎目は、沸騰したお湯をいったん湯飲みに注いで約50℃に冷まします。そして急須に入れて1分ほど蒸らせばOK。湯飲みに注ぐ際は、最後の一滴までしぼりきるのがポイントです。
2煎目は少し高めの約70℃で10~30秒、3煎目はさらに熱い約95℃で5秒ほど蒸らせば、茶葉のうま味を最後までしっかり引き出せます。
以下の記事では、詳しい緑茶の淹れ方や、緑茶がもたらす効能をご紹介しています。
午後のおやつに、忙しい日の終わりに、一切れで小さな幸せを運んでくれる羊羹は、賞味期限が長く、備蓄品としても頼もしい存在です。丁寧に淹れたお茶と一緒にほっと一息つけば、羊羹の甘さがやさしく心をゆるめてくれます。
世田谷自然食品の「一口羊羹(5本セット)」は、浅練りで甘さがあとに残らないすっきりした口当たりが特徴。小倉、煉、抹茶、黒糖、栗と、定番でありながらバラエティ豊かな5種類を手軽な一口サイズでお楽しみいただけます。
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