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健康メニュー|食べてよし、あたためるのによし「あずき」

健康メニュー|食べてよし、あたためるのによし「あずき」

10月~2月頃に旬を迎えるあずきは、和菓子をはじめとして洋菓子やおかずなど幅広いメニューに使われている食材です。今回は、あずきの栄養や他の豆との違い、食べる以外のあずきの意外な活用法を解説します。


10月~2月頃に旬を迎えるあずきは、和菓子をはじめとして洋菓子やおかずなど幅広いメニューに使われている食材です。今回は、あずきの栄養や他の豆との違い、食べる以外のあずきの意外な活用法を解説します。

あらためて「あずき」を知ろう

あずきは、約2000年前から栽培されているマメ科の一年草です。中国最古の農業書である「氾勝之書(はんしょうししょ)」に、すでにその栽培方法が記載されているほど歴史が古く、日本で最も古い歴史書の「古事記」や「日本書紀」にもあずきが登場しています。

日本のあずきは、これまでは中国から渡ってきた植物だと考えられてきました。しかし近年、日本と中国のあずきは異なるDNAを持つという研究報告があり、栽培あずきは日本で生まれたという説が出てきています。現在、日本のあずきの90%以上が北海道で生産されています。

あずきは、粒の大きさで2種類に分けられます。直径5.5ミリ以上の「大納言」は、粒あんや甘納豆などに使用される高級品。もうひとつの「普通小豆」は一般的に「あずき」と呼ばれるもので、和菓子向けの粒あんやこしあんなどの加工に適しています。

あずきの栄養は?

あずきの栄養は食物繊維と糖質からなる炭水化物とたんぱく質が主で、脂質が少ないのが特徴。不溶性食物繊維を豊富に含んでおり、その量は食物繊維が豊富なことで知られるごぼうの約4倍、さつまいもの約9倍です。

抗酸化作用が期待できるポリフェノールも、赤ワインの1.5倍~2倍も含まれています。あずきの外皮に含まれるサポニンという成分にも抗酸化作用が期待できるので、あずきはポリフェノールとサポニンの効果によって、活性酸素の抑制作用による動脈硬化や生活習慣病予防、アンチエイジング効果などが期待できます。また、サポニンは肥満予防やコレステロール値を下げる効果、血流改善効果なども望める成分です。

その他にも、ほうれん草の約2倍もの鉄分、高血圧予防効果を持つカリウムなど、あずきはさまざまな健康効果が期待できる栄養を多く含む食品です。

大豆などの豆とはどう違うの?

日本では、大豆や落花生などあずき以外にも多くの豆類が広く食べられています。これらの豆とあずきが大きく異なるのが、低脂質であるという点です。なお、茹であずきやあんこに加工したあずきは、砂糖が加わるので糖質を含む炭水化物が増えるとともに、エネルギー量も増えます。

大豆や落花生の栄養素は脂質が多く、落花生は100グラムあたりの脂質含有量は約47グラムです。一方あずきは糖質と食物繊維が主となっているため、炭水化物の割合は多いものの、100グラムあたりの脂質量は約2グラムと非常に低脂質です。また、たんぱく質は大豆や落花生より若干少ない程度なので、あずきは高たんぱく低脂質の食品といえます。

あずきの意外な活用法「冷感枕」「カイロ」

あずきは、食べておいしく栄養価が高いだけではなく、日常生活に便利なアイテムにも活用できます。

たとえば、あずきを入れた通気性のよい袋を冷蔵庫または冷凍庫で冷やせば、保冷剤代わりに使用できます。夏の暑い時期は、寝る前に冷やしてから枕として使うと、ひんやり冷たい冷感枕に。

あずきをあたためると、水分があたためられて発生した水蒸気によって温熱効果も期待できます。あずきを加熱した際に出る水蒸気は体の深部まであたためてくれるので、麻や綿の袋にあずきを入れてレンジで加熱すれば、あたたかくて冷めにくいカイロとして使用可能です。

しかも、カイロとして使ったあずきは冷ましている間に空気中の湿気を吸収するので、レンジで加熱すれば250~300回程度繰り返し使えます。

あずきは日本人にとって馴染みのある食材で、お菓子の材料として食べる機会も多いものです。他の豆類よりも高たんぱく低脂質で、さまざまな健康によい効果も期待できます。秋から冬にかけて旬を迎えるあずきを栄養豊富な食材として、または体をあたためる、あったかグッズとして活用してみてはいかがでしょうか。

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