
健康習慣|見直そう「布団の干し方」、快適な眠りのための新常識
お天気のよい日に干した布団は、本当に気持ちのよいものです。布団は正しく干すことによって長持ちしますし、ニオイやカビ・ダニの予防にもなります。今回は布団を天日干しにする理由や、押さえておきたいポイントをご紹介します。
お天気のよい日に干した布団は、本当に気持ちのよいものです。布団は正しく干すことによって長持ちしますし、ニオイやカビ・ダニの予防にもなります。今回は布団を天日干しにする理由や、押さえておきたいポイントをご紹介します。

どうして干すの? 布団を干すメリット
布団を干す最大の目的は、中綿にこもった湿気をしっかりと乾かすことにあります。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとされており、その湿気を吸収した布団は放っておくとカビやダニの温床になりかねません。
また、一度カビが発生してしまうと、洗濯してもキレイに取り除くのは難しく、高温多湿な環境で再び繁殖してしまいます。そのため、定期的な布団干しで湿気をこもらせないことが重要なのです。
また、湿気はニオイの原因になる雑菌の繁殖を助けるため、布団を干すことはニオイの予防にもつながります。
干す時間帯は四季の日照時間に合わせる

■布団干しにおすすめの時間帯
布団を干す際には、天候と時間帯の見極めが大切です。晴れた日の日中がおすすめで、季節によって少し幅があるので、以下の表をチェックしてみてください。前日が雨の日、ジメジメと空気中の湿気が多い日は、逆に布団が湿気を吸ってしまうため避けたほうがよいでしょう。
<布団を干すのに適した時間帯>
季節 | 干す時間帯 |
夏 | 9時~11時ごろ |
春・秋 | 10時~14時ごろ |
冬 | 11時~14時ごろ |
■途中で裏返して両面を風に当てる
効率よく中綿を乾かすには、両面を風に当てることがポイント。途中で裏返して干すことで、布団全体に均等に日差しが当たるようにしましょう。日が傾き始めると再び湿気を吸収してしまうので、忘れずに取り込むようにしてくださいね。干し始めたら、裏返しにする時間や取り込む時間を忘れないように、アラームをかけておくのがおすすめです。
効果を高める干し方のポイント
布団を干す際は、いくつかのポイントを押さえることでその効果をさらに高めたり、布団の劣化を抑えたりすることができます。
■シーツはつけたまま干す
布団本体が紫外線によって傷まないよう、シーツはつけたまま干すのがおすすめです。
また、市販されている「布団干し袋」も便利です。この中に布団を入れて干すことで、布団本体もシーツも保護しつつ、花粉やホコリの付着を防いでくれます。ベランダの壁や物干し竿の汚れが気になる場合にも便利です。
■布団を強く叩くのはNG! 気になるなら掃除機で仕上げを

昔は布団叩きを使って布団を強く叩いたものですが、これは今ではやってはいけないこととされています。強く叩くことによってダニの死骸やフンが表面に浮き出て、就寝中に吸い込んでしまうリスクがあります。
布団は強く叩かず、取り込む時にパタパタと表面のホコリをはたくくらいが適切です。それでも気になる場合は、叩くよりも掃除機をかけるのが効果的です。
天日干しでさらりと乾いた布団は、毎日の眠りをぐっと快適にしてくれます。布団干しのポイントを押さえて、清潔で心地よい睡眠環境を手に入れましょう。明日からの眠りが、さらに心地よいものになりますように。
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