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健康メニュー|青のりとも、あおさのりとも別モノ!? 「あおさ」

健康メニュー|青のりとも、あおさのりとも別モノ!? 「あおさ」

「あおさ」は、比較的日常的に食べるメニューによく使用されている海藻の一種ですが、「青のり」や「あおさのり」のような、よく似た海藻との違いはご存じでしょうか。これらの海藻は一見似た種類に思われますが、実はまったく異なる海藻なのです。今回は、あおさの基本とよく似た青のり、あおさのりとの違い、あおさの栄養や食べ方についてご紹介します。


「あおさ」は、比較的日常的に食べるメニューによく使用されている海藻の一種ですが、「青のり」や「あおさのり」のような、よく似た海藻との違いはご存じでしょうか。これらの海藻は一見似た種類に思われますが、実はまったく異なる海藻なのです。今回は、あおさの基本とよく似た青のり、あおさのりとの違い、あおさの栄養や食べ方についてご紹介します。

「あおさ」とは? 青のりとはどう違う? あおさのりとは同じ?

「あおさ」とよく似ている海藻には、「青のり」や「あおさのり」があります。これらには、どのような違いがあるのでしょうか。

「あおさ」とは緑藻類アオサ目アオサ科の総称ですが、「青のり」は緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属、「あおさのり」は緑藻類アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属の海藻「ヒトエグサ」なので、まず種類が異なります。

あおさは、主に沿岸部で収穫される海藻です。葉に厚みがあるので青のりやあおさのりより食感を受けやすく、磯の香りとほのかな甘みを感じられる風味が特徴。あおさは青のりよりも安価なので、青のりの代用品として使用されることが多く、たこ焼きやお好み焼きに振りかけられているものも、実はほとんどがあおさです。

青のりは、河口域の淡水と海水が混じり合う「汽水域」で採れる海藻です。乾燥・粉砕して粉末状になった青のりは豊かな風味と口溶けの良さが特徴で、「ウスバアオノリ」や「ヒラアオノリ」など産地によって種類が異なります。中でも「すじ青のり(スジアオノリ)」は徳島県が生産量の7~8割を占めていますが、近年収穫量が減少しているため、希少なものとなっています。

あおさのりとは、主に三重県で養殖されたヒトエグサを干して乾燥させたものです。あおさや青のりは細かく砕いて料理に使用されることが多いですが、あおさのりは生の状態でサラダや煮込み料理、佃煮などの材料としても使用されています。また、あおさのりは干したものが「あおさ」や「青のり」という名称で呼ばれることがあります。そのため、あおさのりはあおさや青のりと混同されやすいのです。

あおさの栄養

あおさには、骨の健康に必要不可欠なカルシウムが多く含まれています。大量に食べることは難しいものの、食生活が偏りがちな方や牛乳・乳製品が苦手もしくはアレルギーで食べられない方は、あおさを食事に取り入れるとカルシウムを摂取しやすくなります。

カルシウム以外にも、あおさには余分な水分やナトリウムを排出して血圧を下げたり心臓・筋肉の機能を調整したりする、人の体に欠かせないミネラルの一つであるカリウム、抗酸化作用によって免疫力アップやアンチエイジング効果が期待できるβ-カロテンも豊富です。

その他にも、あおさには抗酸化作用に優れ、目や皮膚の粘膜を健康に保ち抵抗力を高める効果が期待できるビタミンA、腸内環境を整える食物繊維なども豊富に含まれています。

あおさのおすすめの食べ方

柔らかく水に溶けやすいあおさは、みそ汁やスープの具として食べるのがおすすめ。水に溶ける水溶性食物繊維が含まれているので、おなかの調子を整えたい場合は汁物に入れて食べてみましょう。鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれていることから、みそ汁と一緒に食べると味噌に含まれる鉄分吸収をサポートしてくれる効果も期待できます。

みそ汁にあおさだけを入れても磯の香りを楽しめますが、海藻の香りを楽しめて栄養豊富な焼き海苔を合わせると、風味豊かなみそ汁が味わえます。

あおさは青のりやあおさのりとは異なる種類の海藻で、たこ焼きやお好み焼きなどに使われることが多い、とても身近な食材です。さまざまな健康効果が見込める栄養豊富な海藻なので、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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