
健康メニュー|「鱈」の鍋をもっと楽しもう
鱈は種類によっては1年を通して食べられますが、文字通り雪が降る冬に旬を迎える魚です。冬においしい鍋の具材としても親しまれている鱈は、健康効果が期待できる栄養素を含んでいます。今回は、鱈を使ったバラエティ豊かな鍋を、鱈の栄養とともにご紹介します。
目次
鱈は種類によっては1年を通して食べられますが、文字通り雪が降る冬に旬を迎える魚です。冬においしい鍋の具材としても親しまれている鱈は、健康効果が期待できる栄養素を含んでいます。今回は、鱈を使ったバラエティ豊かな鍋を、鱈の栄養とともにご紹介します。

ヘルシーな「鱈」を鍋料理でたっぷり食べよう

鱈には1年を通して食べられる塩鱈、冬が旬の生鱈などがあり、比較的日常的に食べる機会が多い魚ですが、どのような栄養素が含まれているのかは意外に知られていないもの。鱈は他の魚よりも高たんぱく低脂肪で、実はヘルシーな食材です。造血作用をサポートするビタミンB12、免疫機能の調整やカルシウムの吸収促進に関わるビタミンDも多く、体作りに欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
照り焼きやムニエル、フライなどのおかずとして食べられることが多い鱈ですが、豊富な栄養を余すことなく摂取するには、調理した汁ごと食べられる鍋がおすすめ。鱈を使った鍋は、定番の寄せ鍋以外にも多彩な味の鍋にも使えます。
鱈を使ったおすすめの鍋料理1:キムチ鍋

肉や魚、野菜をキムチと一緒に煮込んだキムチ鍋は、鍋料理の定番のひとつです。発酵食品のキムチには、腸内環境を整えてくれる善玉菌の乳酸菌が多く含まれています。善玉菌の働きをアップさせるには、悪玉菌を増やす原因となる肉ではなく、魚を使うのがポイントです。
肉の代わりに鱈を使うと、キムチの味わいと鱈のうま味を活かしつつ、善玉菌の働きアップの効果が期待できる海鮮キムチ鍋に仕上がります。
鱈を使ったおすすめの鍋料理2:ミルク鍋

白味噌やごま油、中華スープを合わせたベースに牛乳を加えたミルク鍋は、意外にも鱈との相性抜群です。ほんのりとした甘みのあるクリーミーで優しい味わいには、キャベツや白菜、にんじんなどの野菜が合います。
ミルク鍋は、牛乳のカルシウムを摂取できるのが特徴。カルシウムの吸収促進効果が期待できる油やビタミンDを含む鱈を使ったミルク鍋なら、効率的にカルシウムが摂取できるでしょう。
鱈を使ったおすすめの鍋料理3:レモン鍋

レモン鍋とは、鍋にレモンの輪切りを敷き詰めた鍋のこと。昆布だしや塩麹ベースのだしにレモンをたっぷりと乗せると、独特の爽やかな味わいが楽しめます。レモンに含まれるビタミンC、鱈に含まれるたんぱく質はいずれも美肌に欠かせない栄養素。美肌を目指す方にも、レモン鍋がおすすめです。
また、たんぱく質は鉄分の吸収をサポートする効果も期待できるので、鉄分を効率よく摂るならほうれん草を具材に加えてみましょう。
鱈を使ったおすすめの鍋料理4:カレー鍋

カレーはさまざまな料理でアレンジできる定番メニューですが、鍋にも活用できます。鱈を具材にすると、肉を使うよりもヘルシーでサッパリと食べられます。
カレーに含まれるスパイスには、整腸作用や疲労回復、冷え性の原因となる血行不良改善などの効果が期待できます。カレーの色の元であるターメリックは「クルクミン」や「ウコン」という名称で知られ、抗酸化作用や抗炎症作用などの効果が期待できるため、風邪をひきやすい冬に摂りたいスパイスです。
市販のカレールーは塩分や油分が多いので、ヘルシーなカレー鍋にするならカレー粉に味噌や和風だしを合わせてみましょう。プレーンヨーグルトを加えると、エスニックでまろやかな味になり食べやすいカレー鍋ができます。
カレー粉と和風だしはおみそ汁にしても相性抜群です。こちらの記事も参考にしてみてください。
鱈を使った鍋料理は、定番の寄せ鍋をはじめとして洋風、エスニックなど幅広い味で楽しめます。今年の冬は、栄養をしっかり摂取できる鱈を使った鍋であたたまってみてはいかがでしょうか。
関連する投稿
健康メニュー|元をたどればアヒル!? 鶏肉とはひと味違う「鴨肉」の魅力に注目
濃厚な風味と食べ応えで、鶏肉とは異なる魅力がある「鴨肉」。鴨からとった「鴨だし」は、脂とうま味がスープに溶け出してぜいたくな味わいです。今回は、鴨肉のなかでも主流となっている「合鴨」について、その栄養価や郷土料理を含めたおすすめの食べ方まで幅広くご紹介します。
イタリア料理をはじめとして、アジア料理に登場することも多いハーブの一種「バジル」。バジルがどのような植物なのかは、意外に知られていないのではないでしょうか。今回は、バジルの基本と栄養、おすすめの食べ方をご紹介します。
「豆苗」は、新芽を野菜にしたスプラウトの一種です。価格が安定しており、淡白でさまざまな料理に使いやすい味や再収穫できるという特徴から、広く食卓にのぼっている野菜です。今回は、豆苗の基本的知識や栄養、再収穫のコツなどを解説します。
甘辛く炭火焼の香ばしい味わいの豚肉がたっぷり乗った「豚丼」は、北海道の十勝地方の名物料理として日本全国で知られるメニューです。なぜ十勝地方で豚丼が名物になったのでしょうか。豚丼が生まれた理由や家庭でおいしく豚丼を作るコツ、豚丼に合わせるおすすめメニューをご紹介します。
一昔前の日本では、珍しいトロピカルフルーツだったマンゴー。今や国産のマンゴーが流通するようになり、すっかり定着しました。マンゴーにはさまざまな種類があり、国産のなかには完熟の高級なマンゴーも流通しています。今回は、なぜ完熟マンゴーが貴重とわれているのか、マンゴーの栄養や食べ方と併せてご紹介します。
最新の投稿
健康メニュー|元をたどればアヒル!? 鶏肉とはひと味違う「鴨肉」の魅力に注目
濃厚な風味と食べ応えで、鶏肉とは異なる魅力がある「鴨肉」。鴨からとった「鴨だし」は、脂とうま味がスープに溶け出してぜいたくな味わいです。今回は、鴨肉のなかでも主流となっている「合鴨」について、その栄養価や郷土料理を含めたおすすめの食べ方まで幅広くご紹介します。
イタリア料理をはじめとして、アジア料理に登場することも多いハーブの一種「バジル」。バジルがどのような植物なのかは、意外に知られていないのではないでしょうか。今回は、バジルの基本と栄養、おすすめの食べ方をご紹介します。
健康習慣|なんだか毎日だるい……? 「梅雨だる」対策に習慣にしたい簡単セルフケア
雨と曇天、ジメジメする梅雨の時季は、体が空模様に合わせるように重く感じたり、やる気が出ないと感じたりする方が増えるようです。この時期特有の体調不良は「梅雨だる」や「6月病」などと呼ばれ、湿度や気圧の変化が影響しています。今回は、そんな「梅雨だる」の原因と、日常でできるセルフケアの方法をご紹介します。
「豆苗」は、新芽を野菜にしたスプラウトの一種です。価格が安定しており、淡白でさまざまな料理に使いやすい味や再収穫できるという特徴から、広く食卓にのぼっている野菜です。今回は、豆苗の基本的知識や栄養、再収穫のコツなどを解説します。
健康習慣|見直そう「布団の干し方」、快適な眠りのための新常識
お天気のよい日に干した布団は、本当に気持ちのよいものです。布団は正しく干すことによって長持ちしますし、ニオイやカビ・ダニの予防にもなります。今回は布団を天日干しにする理由や、押さえておきたいポイントをご紹介します。