健康メニュー|料理にアレンジしてもおいしい「カニ」
海産物の中でも人気が高いカニは、高級食材であるがゆえにゆでたり焼いたり、鍋料理にするなど、そのままの味を活かしたシンプルな食べ方になりがちです。もちろん、カニそのものの味を味わうのもいいですが、料理にアレンジしてもカニが持つうま味を楽しめます。今回は、カニのおすすめアレンジ法とともにカニの基礎知識をご紹介します。
海産物の中でも人気が高いカニは、高級食材であるがゆえにゆでたり焼いたり、鍋料理にするなど、そのままの味を活かしたシンプルな食べ方になりがちです。もちろん、カニそのものの味を味わうのもいいですが、料理にアレンジしてもカニが持つうま味を楽しめます。今回は、カニのおすすめアレンジ法とともにカニの基礎知識をご紹介します。
「カニ」の種類と違い
カニとは、節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目(カニ目)に属する甲殻類です。甲羅に2本のハサミ、4本の脚を持った体が特徴で、エビなどの長尾類、ヤドカリなどの異尾類に対してカニは「短尾類」と呼ばれています。カニは非常に多くの種類があり、日本だけでも約1,000種、世界中には約5,000種以上も存在しているといわれます。
日本国内に生息するカニとしてよく知られているのは、毛ガニやタラバガニ、ズワイガニなど食用として馴染みがある種類ですが、タラバガニはハサミと脚が4対8脚であるため、正確にはカニではなくヤドカリの仲間に分類されます。
また、ズワイガニは北陸地方では「エチゼンガニ」、卵を持っているものを「香箱ガニ」、山陰地方で「マツバガニ」、と呼ぶなど、地方によって名称も異なります。
カニの栄養素・おいしさの秘密
種類の多いカニですが、栄養面ではどの種類でもそれほど大きな違いはありません。うま味や甘みが強くおいしい食材として愛されていながら、実は低カロリーで低脂肪、低コレステロールのヘルシーな食材なのです。
カニに含まれている代表的な栄養素は、体を作る上で重要な三大栄養素のひとつであるたんぱく質、血液や神経を作る上で欠かせない酵素の働きをサポートするビタミンB12です。その他にも、傷の修復や細胞の新生などにかかわる亜鉛、骨や赤血球の合成に必要な銅なども含まれています。心臓や肝臓の機能向上効果、滋養強壮効果が知られる栄養素・タウリンも、カニに含まれる栄養素のひとつです。
カニといえば、殻の赤い色が特徴的ですが、この赤い色はアスタキサンチンという強力な抗酸化作用を持つ成分によるものです。アスタキサンチンを摂取することで、発がん抑制効果やエイジングケアなどの効果が期待できます。
カニのおいしさの秘密は、特有のうま味成分にあります。カニにはグリシンやアルギニンなどのアミノ酸、イノシン酸やグルタミン酸のうま味成分などが含まれており、これらが塩と合わせられることでうま味が強くなります。
おいしいカニの選び方
カニは死ぬと鮮度が急速に落ちるため、傷みやすくなってしまいます。そのため、生のカニを選ぶ場合は必ず生きているものを選ぶのがポイントです。持ち上げると脚がバタバタと動くのが生きている証拠なので、カニは買う前に一度持ち上げてみましょう。全体的にツヤがあり甲羅が乾燥しておらず、脚の付け根の関節が黒ずんでいなければ、活きがいいカニと判断できます。
店頭では、ゆでたカニも販売されています。身が詰まったゆでガニは、持った時にずっしりとした重量感があります。ゆでガニは水揚げされてからゆでるまでの時間が早いほど鮮度が高いので、「浜ゆで」のように水揚げ後すぐにゆでられたもののほうがよい品質といえます。ゆでたカニであっても、ゆでてから時間が経つにつれて鮮度は落ちます。ゆでたてのカニを選ぶなら、甲羅が鮮やかな赤色でツヤがあるかどうか、腹部に臭いがないかどうかがチェックポイントです。
カニのおすすめのアレンジ法
カニは、生のまま刺身として、またはゆでてそのままでもおいしい食材ですが、さまざまな料理にアレンジしてもおいしく食べられます。そこで、カニのおすすめアレンジをご紹介します。
■カニめし
カニめしは、生または冷凍のカニと酒・しょうゆ、昆布をお米と一緒に土鍋や炊飯器で炊き上げたものです。カニを炊き込むことでカニのうま味と栄養が凝縮したごはんが味わえます。殻から身を外して炊き込むと手軽に食べられますが、殻ごと炊き込むことも可能。見た目にもインパクトがあるので、ちょっと豪華なメニューとしても楽しめるでしょう。
■おみそ汁
北海道の郷土料理として「てっぽう汁」というカニを使ったおみそ汁がありますが、カニは普段のおみそ汁に入れるだけでもおいしい一品に仕上げられます。おみそ汁でカニの味わいを最大限に活かすには、水からゆでるのがポイント。具材をシンプルにすると、カニのうま味をたっぷり味わえるでしょう。
世田谷自然食品のおいしいもの直送便では、カニのうま味を活かした紅ずわいがになどの3種類のおみそ汁がセットになった「海鮮おみそ汁(12食セット)」で、こだわり素材のおみそ汁を手軽に味わえます。
カニは、米と炊き込んだカニめしやおみそ汁などにアレンジしても本来の味を楽しめるおいしい料理になる食材です。アレンジメニューでも栄養もたっぷり摂れるので、カニをアレンジしてさまざまな方法で味わってみましょう。
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