健康メニュー|秋の風物詩「新そば」を楽しむ
そばは1年を通して多くの場所で提供されている、日本で定番の麺メニューですが、秋に旬を迎える「新そば」をご存じでしょうか。そば本来の味や香りが堪能できる新そばは、秋の風物詩のひとつです。今回は、秋の旬の食べ物でもある秋の新そばの基本情報と栄養、おすすめの食べ方についてご紹介します。
そばは1年を通して多くの場所で提供されている、日本で定番の麺メニューですが、秋に旬を迎える「新そば」をご存じでしょうか。そば本来の味や香りが堪能できる新そばは、秋の風物詩のひとつです。今回は、秋の旬の食べ物でもある秋の新そばの基本情報と栄養、おすすめの食べ方についてご紹介します。
旬の味「新そば」はいつ穫れるそばのこと?
新そばとは、そばの実を収穫して1~2ヵ月で販売されるそばを指します。
そばは1年に2回、5月中旬~6月中旬、7月中旬~9月上旬に種が蒔かれます。そばの実は種を蒔いてから50~70日程度で収穫できるので、1年のうちでそばが穫れるのも、7~8月の夏そば、10~11月の秋そばの2回です。また、新そばはそれぞれ夏に穫れたものが「夏新(なつしん)」、秋に穫れたものが「秋新(あきしん)」と呼ばれています。
「新そば」と聞くと、早くそばの実が収穫できる夏そばのほうだと思われがち。ですが、一般的には秋そばのほうが夏そばよりも味と香りが優れているため、穫れたての秋そばが新そばと呼ばれています。穫れたばかりのそばは香り高く、そば本来の味わいが楽しめます。
しかし、夏そばも新そばのひとつで、品種改良が行われた現在の夏そばは清涼感があり、秋そばとはまた違った味わいを楽しめます。そのため、年に2回新そばの時期があるとする考え方もあります。
そばの栄養
そばは、おいしいだけではなく栄養価が高いのも魅力。そばには、他の穀物には含有量が少ない必須アミノ酸「リジン」や「トリプトファン」が豊富に含まれており、良質なたんぱく質が摂取できます。また、脂質をエネルギーに変え、糖や脂肪の分解を促進する効果が期待できるビタミンB群や食物繊維が豊富に含まれているので、脂肪燃焼アップやコレステロール排出効果も期待できます。
また最近では、そばに含まれるたんぱく質に体脂肪の蓄積を抑える働きがあることも判明しています。さらに血糖値の上昇スピードを示すGI値も低いため、血糖値の急上昇を防いで脂肪を体内に溜め込もうとするインシュリン分泌を抑えられるそばは、ダイエット中の方の食事におすすめです。
その他にも、毛細血管を強化して血流改善効果があるポリフェノールの一種「ルチン」は高血圧予防や美肌効果、膵臓機能の活性化、記憶力向上など、そばはさまざまな健康効果が期待できる食品なのです。
新そばのおすすめの食べ方は「ざるそば」
そばは、基本のかけそばをはじめとして多彩な方法で味わえますが、新そば本来の色と味、香りを楽しむなら「ざるそば」がおすすめです。
まずひと口目は、何もつけずにそのまま食べてみましょう。新そばの風味がダイレクトに味わえます。ざるそばを食べる時は薬味をたっぷり使う方も多いですが、新そばのざるそばはできるだけ薬味を少なめにしてみましょう。
そばをつゆにつける前に、つゆそのものの味や濃さを味わってみるのもポイント。そばをどの程度つければいいのかをチェックしてから、そばと一緒に味わいます。薬味はつゆに入れるのではなくそばに乗せて、そばはつゆに一気に浸すのではなく、最初は下のほうに少しつける程度で楽しみます。
このようにそばやつゆの味や香りを楽しんだら、そばをすすっていただきます。そばは伸びやすいので、ゆっくり食べるのはおすすめできません。噛み切らずに、一気にすすって食べきるのがベストです。
そばの茹で汁「そば湯」には、そばの栄養がたっぷりと溶け込んでいます。最後、そばを食べた後のつゆに注いで、そばの味わいとともに栄養も余すことなくいただきましょう。
秋の新そばは栄養価が高く、しかも旬の時期にそば本来の味を堪能できます。そばの風味をダイレクトに味わえるざるそばで、秋の旬の味を楽しんでみましょう。
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