健康習慣|夏の立ちくらみ、鉄分不足かも?
暑い夏に立ちくらみを感じると、「熱中症では?」とすぐに思ってしまうかもしれません。しかし、夏の立ちくらみは熱中症だけではなく、発汗による鉄分不足が原因の場合もあります。今回は、夏に起こる可能性がある鉄分不足による立ちくらみの対処法を解説します。
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暑い夏に立ちくらみを感じると、「熱中症では?」とすぐに思ってしまうかもしれません。しかし、夏の立ちくらみは熱中症だけではなく、発汗による鉄分不足が原因の場合もあります。今回は、夏に起こる可能性がある鉄分不足による立ちくらみの対処法を解説します。
その立ちくらみ、熱中症ではないかも?
厳しい夏の暑さにさらされている時、立ちくらみを起こしたことはありませんか?暑い時の立ちくらみは、暑さや熱中症が原因で頭がクラクラしていると思われがち。実際、熱中症の症状には立ちくらみがあることも確かですが、立ちくらみの原因は熱中症だけではありません。夏は、熱中症以外にも立ちくらみを引き起こす原因があるのです。
からだには、暑さで上昇した体温を下げるために汗をかく仕組みがあります。汗をかくことで体温を下げて、熱中症などの初期症状を防げますが、汗をかきすぎると血流が変化することにより、脱水症状やめまい、立ちくらみなどの熱中症の症状が現れます。
熱中症を引き起こすほどではないとしても、高温の環境下で大量に汗をかくと、汗と一緒に鉄分まで流れ出てしまいます。鉄分には、からだ中に酸素を運ぶ役割があるので、鉄分が不足すると酸素がからだのすみずみまで行きわたりにくくなり、貧血を引き起こすことがあります。
つまり、夏の立ちくらみの原因は熱中症ではなく、発汗によって鉄分が失われたことによる貧血の可能性があるのです。このような状態を「鉄欠乏性貧血」といいます。
夏の鉄分不足をカバーするには 【1】鉄分とたんぱく質を一緒に
鉄分が汗で流れ出て不足することで起こる鉄欠乏性貧血を予防するためには、鉄分を補給する必要があります。そのためには、まず鉄分を多く含む食材を食事に取り入れましょう。鉄分が多い食材の代表ともいえるのが、レバーやしじみ、煮干しです。これらの食材を取り入れることが難しい場合は、サプリメントで補うのもひとつの方法です。
鉄分は、たんぱく質と一緒に摂取するのがおすすめ。たんぱく質には鉄分の吸収を高める働きがあるので、効率よく鉄分を摂取できます。レバーは鉄分とたんぱく質両方が豊富なので、鉄分不足解消に最適です。また、豆腐や納豆などの大豆製品はたんぱく質が豊富で、しかも鉄分も含まれているので、積極的に大豆製品を食事に取り入れてみましょう。
また、そら豆も鉄分と良質なたんぱく質が含まれる食材です。鶏肉などの動物性たんぱく質と相性がよく、食べ応えもあるので鉄分補給メニューとして加えてみるのもおすすめです。
夏の鉄分不足をカバーするには 【2】鉄分とビタミンCを一緒に
ビタミンCも、鉄分の吸収をアップしてくれる栄養素です。ビタミンCが豊富な野菜とレバーを一緒に調理すると、効率的に鉄分を摂取できます。サツマイモなどのイモ類のビタミンCは加熱しても壊れないので、メインのおかずとともに加熱調理するおみそ汁として取り入れやすいメリットも。味がしみやすい冬瓜も夏のおみそ汁におすすめです。
また、宮崎県の郷土料理「冷や汁」は、すりつぶした煮干しやきゅうりが使われており、鉄分とビタミンCを同時に摂れる、夏の鉄分不足対策にぴったりのさっぱり食べられるメニューです。
レバーの定番メニュー「レバニラ」も、ビタミンC豊富なニラとレバーを同時に摂取できるメニュー。夏でもよく食べられているもつ鍋も、ニラのビタミンCとたんぱく質豊富なもつや豆腐が入っています。鉄分豊富な食材と食べたり、鉄分を含む味噌を加えたりすると、効果的に鉄分を補給できるでしょう。
夏の立ちくらみ、鉄分不足以外も意識して
夏に立ちくらみの症状が出た場合、鉄分不足による貧血ではなく熱中症の可能性も十分あり得ます。しかし、その他の原因による立ちくらみの可能性もあるため、自己判断で鉄分不足と決めつけず、立ちくらみが起こった際は医療機関を受診して医師に相談しましょう。
これから長く続く暑い時期は、熱中症対策はもちろん鉄分不足の予防、適度な運動で基礎体力をつけておくなど、健康管理をしっかり行って体調を崩さないように過ごしましょう。
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