健康メニュー|食べ合わせの知識4選 おいしく吸収力UP
健康のためには、栄養価が高いさまざまな食材を取り入れたいものです。食べ合わせにこだわると、相乗効果がさらにアップする場合も。今回は、一緒に食べることでおいしくなるのはもちろん、栄養吸収もアップする理想の食べ合わせについてご紹介します。
健康のためには、栄養価が高いさまざまな食材を取り入れたいものです。食べ合わせにこだわると、相乗効果がさらにアップする場合も。今回は、一緒に食べることでおいしくなるのはもちろん、栄養吸収もアップする理想の食べ合わせについてご紹介します。
その1 トマト+オリーブオイルで吸収力UP
トマトとオリーブオイルの組み合わせは、イタリア料理の王道ともいえるもの。
トマトの赤色の色素は、「リコピン」というカロテノイドの一種です。リコピンは抗酸化力がたいへん高く、アンチエイジングや生活習慣病などの予防に役立つと期待されています。リコピンは脂溶性で油に溶けやすいため、オリーブオイルなどと一緒に摂ると体内への吸収率がアップするとされています。カプレーゼやラタトゥイユなど、おいしいだけでなく栄養的にも相性抜群です。
さらにトマトの栄養や健康パワーについては、以下の記事にて詳しくご紹介しています。
その2 玉ねぎ+おみそ汁で血管を若々しく
玉ねぎ入りのおみそ汁は、ほどよい甘みがある人気の料理です。
玉ねぎに含まれる「硫化アリル」や「ケルセチン」には、血栓予防や血流をよくする働きがあるといわれています。味噌には、血管内の炎症や血管の老化を防ぐとされる「ポリアミン」が含まれています。おみそ汁に玉ねぎを加えることで、これらの栄養素を効率的に摂れます。ただし、玉ねぎの成分には熱に弱いものもあるため、なるべく加熱時間は短めにするのがポイントです。
玉ねぎのおみそ汁の栄養価、アレンジメニューについては、以下の記事にて詳しくご紹介しています。
その3 焼き魚+大根で消化をサポート
アジやサケ、サンマ、ホッケなど、魚の塩焼きの付け合わせといえば、さっぱりとした大根おろしが定番。
生の大根にはでんぷん・たんぱく質・脂質などを分解する消化酵素「アミラーゼ」「プロテアーゼ」「リパーゼ」がたっぷり含まれており、肉や魚の脂の消化を助けてくれます。生の大根おろしは冷凍保存も可能なので、大根が新鮮なうちにたくさん作ってストックしておくと、使いたい時にぱっと取り出せるので便利です。
大根おろしの他、大根を使いきる方法については、以下の記事にて詳しくご紹介しています。
その4 納豆+ネギで吸収を円滑に
納豆には細かく刻んだネギのトッピングがおすすめ。
納豆には、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素「ビタミンB1」が含まれています。そしてネギに含まれる硫化アリルには、ビタミンB1の吸収をアップさせる働きがあり、納豆とネギの食べ合わせは栄養面からも理想的だといえます。
納豆とネギ、それぞれの栄養価や効率のいい食べ方などについては、以下の記事にて詳しくご紹介しています。
定番の食べ合わせには、おいしさだけでなく栄養面からも理にかなっていることが多いようです。この機会に、食材の栄養吸収や健康効果などを踏まえた食べ合わせを意識して、毎日の献立に活かしてみてくださいね。
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