野菜の豆知識|「ヤングコーン」は皮もヒゲも食べられる!
缶詰や水煮パックでおなじみのヤングコーン。小さくてかわいい姿で、サラダや炒めもののアクセントやお弁当の彩りに重宝する野菜です。シャキシャキの歯ごたえで甘みがあり、旬の時期においしさを楽しんでいだきたい、ヤングコーンの魅力について詳しくご紹介します。
缶詰や水煮パックでおなじみのヤングコーン。小さくてかわいい姿で、サラダや炒めもののアクセントやお弁当の彩りに重宝する野菜です。シャキシャキの歯ごたえで甘みがあり、旬の時期においしさを楽しんでいだきたい、ヤングコーンの魅力について詳しくご紹介します。
「ヤングコーン」、皮やヒゲも食べられるって本当?
ヤングコーンとは、とうもろこしが小さいうちに早めに採ったものです。とうもろこしは1株に3~4本の穂を出しますが、それをそのまま育てていると栄養が全てにゆきわたらなくなってしまいます。そこで「摘果」という間引き作業で1~2本残したものをとうもろこしとして育てます。この工程で若採りされたのがヤングコーンで、別名ベビーコーンとも呼ばれています。
■ヤングコーンは焼いてもゆでてもおいしい!
ヤングコーンは、水煮や缶詰で1年を通して食べられますが、旬を迎える5月~6月には生のヤングコーンが店頭に出回るようになります。その場合は、皮つきのものを選ぶのがおすすめ。生の状態で皮をむかずにトースターで焼くと、皮の中まで蒸し焼きにされ、香りとほんのりとした甘みが引き出せます。ヒゲ部分はアルミ箔で覆い、焦げないようにしながら焼くのがポイント。ヤングコーンのヒゲを焼くと、飴細工のようなパリパリとしたおもしろい食感になります。
かなり小さなヤングコーンなら、サッとゆでるだけでサラダとしても楽しむことができます。火を通す場合は、沸騰したお湯で3~4分を目安にゆでます。ゆで上がったら、ザルに上げて冷やせば出来上がりです。
見つけたらラッキー! 生で食べられるヤングコーン
もし、スーパーマーケットや八百屋さんなどで、生のヤングコーンを見つけたら購入するのがおすすめです。ヤングコーンは新鮮なものなら、みずみずしくシャキシャキとした食感で生食もできます。ただし、購入当日または翌日までには食べるようにしてください。採れたてのヤングコーンなら、生のまま塩やマヨネーズなどをつけるだけでおいしく召し上がれます。
■ヤングコーンの鮮度の見分け方
生で食べられる鮮度のいいヤングコーンを手に入れるには、次のことをポイントに選んでみましょう。「鮮やかな緑色で全体的にハリがあるもの」、「ヒゲが黄緑色で乾燥、変色していないもの」、「切り口がきれいなもの」。このような鮮度抜群のものなら、サラダにしたり、ディップソースをつけたりと生で楽しめます。
ヤングコーンの保存方法
ヤングコーンは残念ながら日持ちしにくい食材です。時間が経つと、あっというまに鮮度が下がってしまいます。できれば買ったその日に食べるのがおすすめですが、食べきれない場合は早めに冷蔵・冷凍保存するようにしましょう。
■冷蔵保存の方法
冷蔵庫にまとめて入れると熱が逃げないため、なるべく小分けにして袋に入れ、袋の口を開けておきます。皮つきのまま保存する場合は、湿ったキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で、2~3日の保存が可能です。
■冷凍保存の方法
すぐに食べない場合は、冷凍保存しておきましょう。皮をむいて下ゆでしたものをラップに包んで冷凍用ジッパーに入れて冷凍します。これで約1ヵ月は保存可能です。
世田谷自然食品の「温彩特選便 彩り御膳」は、栄養バランスはもちろん、食欲をそそる色鮮やかな盛り付けも好評。ヤングコーンのつけあわせで、野菜本来のうま味もご堪能いただけます。
小さいながらも、調理法次第でさまざまなおいしさに出会えるヤングコーン。特に、生のヤングコーンが味わえる旬の時期は見逃せません。ぜひ鮮度抜群のものを手に入れて、ひと味違う味をお楽しみください。
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