健康習慣|ノンカフェインの健康茶 「たんぽぽコーヒー」の効能
夜遅い時間にコーヒーを飲みたい時、ついコーヒーを飲みすぎてしまう方に、たんぽぽコーヒーはいかがですか?たんぽぽコーヒーは、味わいはコーヒーに似ていますが、ノンカフェインの飲料です。妊婦の方も子どもも、また夕飯後のコーヒー代わりとして、安心して飲めます。
夜遅い時間にコーヒーを飲みたい時、ついコーヒーを飲みすぎてしまう方に、たんぽぽコーヒーはいかがですか?たんぽぽコーヒーは、味わいはコーヒーに似ていますが、ノンカフェインの飲料です。妊婦の方も子どもも、また夕飯後のコーヒー代わりとして、安心して飲めます。
たんぽぽコーヒーとは
たんぽぽコーヒーとは、乾燥させたたんぽぽの根を刻んで焙煎した、コーヒー風味の飲み物です。ヨーロッパや米国では古くからコーヒーの代用として親しまれてきました。実際にはコーヒーではないので、たんぽぽ茶とも呼ばれています。
コーヒーに似てほろ苦い味わいですが、「ちょっと土っぽさがある」、「後味に若干ゴボウを感じる」などという声も聞かれ、コーヒーを飲みたい時には物足りなく感じるかもしれません。しかし、たんぽぽコーヒーはノンカフェインですから、妊婦さんや授乳中の方、お子さんやシニアまで安心して飲めるうえ、後述するように、生薬であるたんぽぽの根から作られているので、薬用茶としての効能も期待できます。
ただし、たんぽぽはキク科の植物ですので、キクアレルギーの方には禁忌です。ブタクサやキク、マリーゴールドなどの植物にアレルギーがある方は、たんぽぽコーヒーは避けましょう。
たんぽぽは、ハーブや生薬としても用いられる
日本ではたんぽぽは春を告げる野花ですが、西洋では食用ハーブとして食べられています。柔らかい若葉は水にさらしてアクを抜いたあと、おひたしや天ぷらにすると美味。ほろ苦い春の味わいですから、機会があればぜひお試しください。
中国ではたんぽぽの生薬名を「蒲公英(ほこうえい)」といい、炎症や化膿、乳腺炎などにたんぽぽ全体(花・草・茎・根)を利用しますが、日本で「蒲公英」「蒲公英根(ほこうえいこん)」として売られているものは、根だけを乾燥・刻んだものが多いようです。
たんぽぽコーヒーの効能 食べ過ぎたあとや、むくみの改善に
たんぽぽコーヒーは焙煎の工程が加えられているので、生薬のような薬効は減じていると考えられますが、体内の余分なものを排出するデトックス効果は期待できます。詳しくみていきましょう。
■食べ過ぎ・飲みすぎのあとに
たんぽぽコーヒーは胆汁の分泌を助け、肝臓や腎臓の機能を高め、飲食物の消化・代謝をサポートします。脂っこいものをたくさん食べたあとや、お酒を飲んだあとに、コーヒー代わりに飲んでみてください。カフェインが入っていないので、夕食のあとでも飲めるのがうれしいですね。
■むくみの改善に
先述の腎機能が高まることに関係して、たんぽぽコーヒーには「おねしょハーブ」という別名があるほどの高い利尿作用があります。むくみの予防や改善に、また、膀胱炎の予防や緩和に役立ちます。夜中にトイレに起きてしまうかもしれませんから、寝る前に飲むのは避けたほうがよいでしょう。また、普段から頻尿のある方も、不向きといえます。
たんぽぽコーヒーの淹れ方
たんぽぽコーヒーは、主にドリップ、ティーバッグ、粉末の3タイプで販売されています。最もコーヒーっぽさがあるのはドリップタイプです。出来上がったたんぽぽコーヒーを冷やせばアイスコーヒー風に楽しめますし、ミルクやはちみつ、黒砂糖を入れて飲むのもおすすめですよ。
ここでは、一般的なたんぽぽコーヒー(ドリップタイプとティーバッグ)の淹れ方をご紹介します。おいしく淹れるコツは、沸騰したてのお湯を使うこと。お湯の温度が低いと、上手く抽出されません。時間や量は目安となりますので、商品のパッケージも確認しつつ、お好みの濃さを見つけてください。
■たんぽぽコーヒー(ドリップタイプ)の淹れ方
1. ドリッパーにフィルターペーパーをセットして、カップの上におく
2. ティースプーン1杯分のたんぽぽコーヒーを入れる
3. 沸騰してすぐのお湯を、コーヒーをドリップする要領で、少しずつ注ぐことを繰り返して出来上がり
■たんぽぽコーヒー(ティーバッグ)の淹れ方
1. カップにティーバッグをひとつ入れて、沸騰したての熱湯を注ぐ
2. 2~3分ほど待つ
3. ティーバッグを取り出して出来上がり。この時、カップの中で少しティーバッグを振ると、濃いめに仕上がります。
ノンカフェインのたんぽぽコーヒーは、なんといっても「コーヒーっぽいのにノンカフェイン」なのが魅力。カフェインを控えたい時や夕食後など、「コーヒーが飲みたいのに飲めない」シーンでも安心して飲んでいただけます。
こちらの記事では、おいしくて健康によいお茶を、お悩み別におすすめしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連する投稿
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
最新の投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。