
健康法|身近なもので入浴剤 家で気軽に楽しもう
「冬はお風呂に入浴剤を入れてあたたまるのが楽しみ」という方も多いのではないでしょうか。いつもの入浴剤を切らした時、食材などのちょっとした余りが出た時、ちょっと工夫して、入浴剤なしでもあたたまるお風呂にしてみませんか。今回は家庭にある食材などで、入浴剤代わりに使えるものをいくつかピックアップしてご紹介します。

「冬はお風呂に入浴剤を入れてあたたまるのが楽しみ」という方も多いのではないでしょうか。いつもの入浴剤を切らした時、食材などのちょっとした余りが出た時、ちょっと工夫して、入浴剤なしでもあたたまるお風呂にしてみませんか。今回は家庭にある食材などで、入浴剤代わりに使えるものをいくつかピックアップしてご紹介します。
身近なあれやこれが入浴剤代わりに使える
端午の節句のしょうぶ湯、土用の桃の葉湯、冬至のゆず湯など、いわゆる浴用ではない植物や果物をお風呂に入れる習慣は昔からありますね。それだけでなく、実は余った食材や化粧品などの思いがけないアイテムも、入浴剤代わりに使うことができます。白湯もいいけれど少しだけあたたまりやすくなるよう工夫したい、そんな時には身近なものを入浴剤代わりに使ってみましょう。
入浴剤代わりのアイディア5選
■牛乳、スキムミルク、生クリームなどの乳製品
ミルク風呂は入浴剤の定番でもありますが、牛乳、スキムミルク、生クリームなど乳製品そのものをお湯に溶かすことでも、脂肪分による保湿力が期待できます。
お湯が白くなるほどたっぷり入れなくてもOK。大さじ2~3杯程度の量を、よくお湯に溶かしてから入浴しましょう。湯上がりのお肌がしっとりするはずです。
■はちみつ・砂糖
水分を保つ力に優れた砂糖やはちみつ入りのお風呂にも保湿効果が期待できます。お菓子作りの余りなど、砂糖の入った生クリームでもOKです。
これも大さじ2~3杯程度の量をよくお湯に溶かしてから入浴しましょう。少量なので甘い香りなどはそれほどありませんが、肌がベタベタすることもありません。それでいて、湯上がりはしっとりとしたお肌になりますよ。
■フルーツの皮・芯
ゆず、みかん、レモンなどのかんきつ類は、ゆず湯に代表されるように身近な変わり湯の定番とも言えます。食べる前の果実を皮ごと入れるだけでなく、食べた後の皮や芯を活用できるのもうれしいポイントです。
かんきつ湯について詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
かんきつ類以外のフルーツでは、リンゴの皮や芯をお風呂に入れるのもおすすめです。リンゴ酸やセラミドといったリンゴ特有の成分の効果で、お肌の古い角質をやさしく落とせます。ちなみにかんきつ湯もリンゴ湯も、お湯を抜く際に皮や芯が配管に詰まったりしないよう、洗濯ネットなどでまとめて入れると安心です。
■緑茶・紅茶・ハーブティ
お茶を使ったお風呂には、殺菌や消臭などの効果が期待できます。香りでリラックスできるのもうれしいポイント。ティーバッグや、お茶パックに大さじ2~3杯程度の茶葉を入れてお湯に入れてもいいですし、濃いめに煮出したお茶をお湯に溶かしてもOK。お風呂に使えるような古いお茶、余ったお茶がない場合は、使い終わったティーバッグや出がらしの茶殻などを使ってもいいでしょう。
■日本酒・ワイン

血行を促し、湯上がりはよりいっそうぽかぽかになる上、保湿効果も期待できる日本酒やワインのお風呂。まだまだ飲めるお酒ではちょっともったいないと感じるかもしれませんが、開けたきり古くなってしまったお酒やワインなどがある場合はちょっとお風呂に入れてみませんか。
銭湯・温泉などではお正月のお祝いに1瓶丸ごと注ぎ入れる、といった催しもあるようですが、家庭ではコップ1~2杯でもOK。日本酒は醸造酒ではなく純米酒を使うとお肌にいい成分も多く、香りもより楽しめます。ワイン風呂ならあたたまるには赤、保湿には白がおすすめ。ただし、お酒に弱い方やアルコールにアレルギーのある方は、そもそも酒風呂が合わない可能性がありますので慎重に試してみてください。
自分だけの入浴剤代わりを見つけてみよう
ここで紹介した以外にも、古くなった化粧水をお風呂に入れるなど、さまざまな入浴剤代わりのアイディアが見受けられます。ヒントになりそうなのは、銭湯や温泉で時おり実施されている「変わり湯」。実は、ゆず湯などの定番に加えて、昆布、米ぬか、酒かす、コーヒーなどさまざまなものが入浴剤代わりに使われています。
かんきつ湯はお肌への刺激が強かったり、酒風呂はアルコールに弱い方だと気持ちが悪くなったりと、入浴剤代わりはお肌や体調との相性もありますので、必ず少しずつ試しましょう。また、お茶風呂やワイン風呂でタオルを汚さないよう、色のつくお湯から上がったら、シャワーなどで軽く流してから拭くと安心です。まずは少しずついろいろ試しながら、自分だけの入浴剤代わりを見つけてみてくださいね。
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