健康習慣|デジタルデトックスで心も体も軽やかに
スマートフォン(スマホ)は、今や生活になくてはならない存在。しかし近年、「スマホの使用時間が長い人ほど、もの忘れや疲労を感じる度合いが強くなっている」という研究が出ているそうです。時には意識的にスマホと距離をおき、脳を休ませる習慣をつけましょう。スマホやパソコンなどのデジタルデバイスに触らない時間をつくる「デジタルデトックス」は、心にも体にもうれしい効果が期待できますよ。
スマートフォン(スマホ)は、今や生活になくてはならない存在。しかし近年、「スマホの使用時間が長い人ほど、もの忘れや疲労を感じる度合いが強くなっている」という研究が出ているそうです。時には意識的にスマホと距離をおき、脳を休ませる習慣をつけましょう。スマホやパソコンなどのデジタルデバイスに触らない時間をつくる「デジタルデトックス」は、心にも体にもうれしい効果が期待できますよ。
気がついたらスマホを見ていませんか?
スマホを触っていないと落ち着かず、寝る前にスマホを見るのをやめられなかったり、スマホがつながらないとわずかな時間でもイライラしたりしてしまうことはありませんか?スマホの画面から出るブルーライトは、眼精疲労をもたらすばかりか、肌にも悪影響を及ぼすといわれています。
スマホを常に手放せないほどに依存し、日常生活に支障をきたしてしまう状態を「スマホ依存」といい、現代病のひとつとして取り沙汰されています。まずは、自分が1日のうちどのくらいスマホを見ているのかを知ることが大切です。機種によって搭載されている「スクリーンタイム」の機能を使うか、スマホの使用時間を管理できるアプリを入れて確認してみましょう。
過剰な情報収集が、記憶力や意欲の低下を招くことも
私たちは日々、たくさんの情報に囲まれて生活しています。SNSのように細切れの情報が次から次へと大量に流れてくると、情報処理が間に合わずに脳が過労状態になってしまいます。脳は、ぼんやりしている状態の時に情報を整理しますが、四六時中スマホを見ていると、その時間がつくれなくなります。すると、脳のエネルギーが奪われ、もの忘れが激しくなったり意欲や判断力が低下したりと、日常生活に支障が出る恐れもあります。
今日からできるプチ・デジタルデトックス
デジタルデバイスに触らない日をつくることを、「デジタルデトックス」といいます。少しハードルが高いと感じるようなら、「プチ・デジタルデトックス」からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。気軽に実行できる5つの方法をご紹介します。
■「スマホを絶対に見ない時間」を決める
すぐ手に届く場所にスマホがあると、無意識のうちに使ってしまいます。絶対に見ない時間を決めて、その間は別の部屋におき、物理的な距離をとりましょう。
■SNSを見る時間を決める
よくチェックしているSNSがある場合、「○時から○時」のように閲覧する時間を決めておくと、だらだらと見続けるのを防ぐことができます。
■メールやメッセージはスキマ時間に確認しない
メールやメッセージが届くたびにスマホを見ていると、ちょっとしたやりとりが積み重なり、意外と時間がかかります。朝・昼・晩で時間を決めて、まとめてチェックするのがおすすめです。
■時々しか見ないアプリは削除する
スマホのホーム画面を見直し、使用頻度の低いアプリは削除しましょう。不必要な通知が減り、スマホを確認する回数を減らすことができます。
■スマホ以外の時間の使い方を増やす
デジタルデトックスをしている間、スマホがない状態でどのように時間を過ごしたらいいか悩んでしまうかもしれません。気分転換になるような、自分なりの有意義な時間の過ごし方を見つけてみましょう。
ここからは、そのヒントをいくつかご紹介します。
スキマ時間に五感を使う習慣を
デジタルデトックスをする時間に決まりはありません。5分からでも始められ、毎日少しずつ取り入れることが重要です。その時間が手持ち無沙汰に感じたら、スマホ以外の気分転換を習慣づけるのがおすすめです。
■「蒸しタオル」で目元の疲れを解消
まぶたの上に蒸しタオルを乗せるホットアイマスク。電子レンジであたためたタオルを目元に乗せて2~3分。目元の緊張がじんわりとほぐれます。
■「良いこと日記」でポジティブな気持ちに
毎晩寝る前の5分に、どんなささいなことでも“良いこと”を3つ探し出し、その良いことを軸に1日を見直す「良いこと日記」。毎日続けるだけで、幸福度が向上するという研究結果が出ています。
■「大人の塗り絵」でリラックス
大人になってから塗り絵で遊んだことはあるでしょうか。大人の塗り絵は、子どもの塗り絵よりも絵柄が繊細です。丁寧に色をのせていく作業に没頭することで、リラックス効果を得られるといわれています。
■「大掃除」で心を軽やかに
掃除をすると、お家がスッキリするだけでなく、精神安定効果やフィットネス効果も期待できます。掃除をして身のまわりを整えておくと、気持ちが前向きになり、心の健康を保つことにつながります。
情報があふれている現代において、デジタルデトックスはデジタルデバイスの使い方を見直すきっかけになります。ぜひ一度試してみてください。
関連する投稿
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
最新の投稿
朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。
コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。
春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。
華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。
日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。