健康メニュー|「飴色タマネギ」が10分で。まとめて作って活用しよう
タマネギのうま味がギュッと凝縮した飴色タマネギ。とてもおいしいですが、作るとなると数十分から1時間炒め続けなくてはならない……というのがこれまでの常識でした。お家で飴色タマネギを作るなら、冷凍したタマネギを使うのがおすすめ。10分ほどで飴色タマネギができあがりますよ!今回は、飴色タマネギの簡単レシピをご紹介します。
タマネギのうま味がギュッと凝縮した飴色タマネギ。とてもおいしいですが、作るとなると数十分から1時間炒め続けなくてはならない……というのがこれまでの常識でした。お家で飴色タマネギを作るなら、冷凍したタマネギを使うのがおすすめ。10分ほどで飴色タマネギができあがりますよ!今回は、飴色タマネギの簡単レシピをご紹介します。
冷凍タマネギを使った「飴色タマネギ」の作り方
タマネギは栄養がたっぷりで、和食や洋食、中華など多彩な料理に使える万能野菜。長期保存も可能で、冷暗所においておけば2ヵ月は持ちます。そんなタマネギですから、わざわざ冷凍保存する機会はあまりないかもしれません。しかし、実は冷凍することによって得られるメリットがあります。
タマネギは、冷凍すると細胞内の水分が凍って細胞が壊れ、火が通りやすくなります。そのため調理時間が断然短くなるのです。そのため、通常なら数十分から1時間ほどかかる飴色タマネギを、10分ほどで作ることができます。それでは飴色タマネギの作り方をご紹介します。
■(1)タマネギをスライスして冷凍する
タマネギを薄切りまたはみじん切りにします。冷凍用の保存袋に切ったタマネギを入れ、空気をよく抜いて密閉。タマネギが平らになるようにととのえ、冷凍します。
■(2)冷凍タマネギを強火で炒める
冷凍タマネギを保存袋に入れたまま軽くほぐし、フライパンにオイルを敷いて強火で炒めます。溶けてきたらタマネギを木べらでかき混ぜながら炒めます。
■(3)水を加えてさらに炒め、飴色になったら完成
焦げてきたら少量の水を加え、木べらで焦げをこそげ取り、タマネギに絡ませるようにさらに強火のまま炒めます。5分ほどでタマネギが飴色になります。
飴色タマネギはたくさん作って冷凍がおすすめ
飴色タマネギは保存ができるので、あらかじめ多めに作っておくと手軽に使えて便利。冷凍保存なら2週間、冷蔵保存でも3~4日間を目安に保存できます。
冷凍保存のポイントは、使いやすい量で小分けにしてラップでぴったりと包むこと。小分けにした飴色タマネギはさらにまとめて保存袋に入れ、密閉して冷凍します。解凍する際は、カレーやハンバーグなら電子レンジで解凍を。スープなら凍ったまま入れて、加熱して使います。
ちなみに、生のタマネギを冷凍保存する場合も、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れます。その際、キッチンペーパーで水分を取り除くのがポイント。冷凍庫で3週間~1ヵ月保存できます。
かさが減るから、たくさん食べられる
甘みが増し、コクが感じられる飴色タマネギは、おいしいうえに、かさが減ったぶんたくさん食べられます。そしてタマネギは栄養も豊富。タマネギに含まれる栄養や効能を見ていきましょう。
■血液をサラサラにするアリシン
タマネギの栄養素として特徴的なのが、辛味成分の元になっている硫化アリル。アリシンという成分に変化し、血行を促進する作用があるため、血液をサラサラにして血栓ができるのを予防する効果が期待できます。
■抗酸化作用が期待できるケルセチン
タマネギには、ポリフェノールの一種であるケルセチンが豊富に含まれています。ケルセチンは、抗酸化作用や疲労回復、コレステロールを下げる作用など、さまざまな体によい効果があるといわれています。
■むくみを予防するカリウム
タマネギを食べるとカリウムも摂取できます。カリウムは体内で余分な塩分を体外に排出する作用があります。塩分を摂りすぎる傾向にある現代人のむくみ対策に欠かせない栄養素です。
冷凍した「飴色タマネギ」はこう使おう
調理時間を短縮できて、甘みもいっぱいの飴色タマネギ。簡単にできておいしい、飴色タマネギを使ったおすすめレシピをご紹介します。
■おすすめレシピ1:オニオンスープ
水と冷凍した飴色タマネギを鍋に入れて加熱。飴色タマネギを溶かすように混ぜましょう。沸騰したら、市販のコンソメスープを入れるだけ。塩・こしょうで味をととのえてできあがりです。
■おすすめレシピ2:カレー
お好みの肉や野菜を煮込みます。解凍した飴色タマネギを加えて混ぜ、一度火を止めて市販のカレールウを加えます。弱火で10分程度煮込んだら完成です。
冷凍したタマネギを活用することで、たった10分で作れる飴色タマネギ。スープやカレーなどいろいろな料理に取り入れて、慌ただしい日もおいしい時間を楽しんでみてくださいね。
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