健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
健康習慣|食育 完食より「楽しく食べて」学ぶ

健康習慣|食育 完食より「楽しく食べて」学ぶ

毎日の食事は、生活の基本となる重要なものです。そんな食について学ぶ「食育」では、どのようなことを学べるのでしょうか。今回は、食育の基本や楽しく食育を学ぶ方法など、食育について解説していきます。


毎日の食事は、生活の基本となる重要なものです。そんな食について学ぶ「食育」では、どのようなことを学べるのでしょうか。今回は、食育の基本や楽しく食育を学ぶ方法など、食育について解説していきます。

食育とは

「食育」という言葉を聞いたことはあるけれど、具体的にどのようなことなのか、答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか。

食育は、農林水産省が「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てるもの」と定義しています。つまり、生活する上での基礎となるもので、そのための基本的な食事や食習慣について学ぶこと。2005年には食育基本法が制定され、毎月19日は「食育の日」に定められています。

食育について学ぶことにより、健康的で精神面でも安定した暮らしができる、周囲の人と食事をすることで協調性が身につくなどのメリットが得られます。

さまざまな面から食に向き合うのが食育

農林水産省の食育の定義を読んでも、いまいちピンとこないかもしれませんが、食育はそこまで難しいものではありません。生活する上で欠かせない食事を通して、さまざまなことを学ぶものです。例えば料理体験をしてみる、食事マナーを学ぶ、バランスの取れた食事をする、なども食育のひとつです。料理に使われている食材について学んだり、まだ食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」について知ったりするなど、食育として学べる内容は多岐にわたります。

毎日の食事でも、食育として学べるポイントがあります。特に近年、一人きりで食事を取る「孤食(こしょく)」が増えています。食事の場はコミュニケーションの場でもありますから、孤食が増えると食事を通した家族とのコミュニケーションが減り、子どもの場合は栄養バランスが偏ったり、食事マナーが身につかなかったりする影響も考えられます。そこで家族そろって楽しく食事を食べる「共食(きょうしょく)」を行うことも、大事な食育となるのです。

「無理に食べさせる」は間違った食育の元

学校給食で残そうとすると、先生が全部食べるまで居残りをさせるような「完食指導」が行われることがあります。また、部活動などで大量の食事を強制されるケースも見られます。このような無理な食事の指導は悪影響を及ぼす可能性があり、指導が原因で人前での食事に不安を感じる会食恐怖症になったり、食が進まなくなったりする人もいるほどです。文部科学省では完食指導を推奨していませんが、実際の教育現場ではまだ完食指導を続けているケースもあることが問題視されています。

好き嫌いで食べ物を残すことは、食品ロスなどを考えると好ましいことではありません。しかし完食指導で無理に食べさせることは、後々の食事に大きく影響を与えることもあるため、誤った食育とされています。食べられる量や食べられるもの、食べるスピードなど、一人ひとり異なる状況に合わせた食事の指導を行うことが求められます。

「楽しく食べる」が食育の基本

完食指導や無理な食事指導、一人きりの食事は、食事に拒否感を持ってしまったり、楽しさを感じなくしまったりする原因です。食育の基本は、「楽しく食べること」。毎日の食事を楽しくするために、好き嫌いせずに出されたものを全て残さず食べることはルールではなく、あくまでも目標までにとどめておくこともポイントです。目標も、絶対に達成するべきものよりも、楽しく取り組める目標として設定しましょう。その他、料理体験や、農業体験をして食材がどのように作られるかを知るなど、食について楽しく学ぶ機会を作ると、楽しく食べるきっかけのひとつになります。

食事は毎日必ず取るものだからこそ、正しい知識や習慣を身につけておきたいものです。まずは食べる楽しみを見つけることから、食について学んでみてはいかがでしょうか。

関連するキーワード


健康の知識 健康習慣

関連する投稿


健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。


健康法|喉からくる風邪に 喉がつらい時の対処法まとめ

健康法|喉からくる風邪に 喉がつらい時の対処法まとめ

秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。


健康習慣|「保湿」を見直して、乾燥する季節もうるおう肌へ

健康習慣|「保湿」を見直して、乾燥する季節もうるおう肌へ

「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。


健康習慣|疲れ目・ドライアイに 今日からできるセルフケア

健康習慣|疲れ目・ドライアイに 今日からできるセルフケア

パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。


健康法|「モルック」シンプルなルールだからこそ奥深い!

健康法|「モルック」シンプルなルールだからこそ奥深い!

木の棒を投げてピンを倒す、ボウリングのようなスポーツ「モルック」。一見シンプルながら、点数計算やゲームの進め方などには意外と戦略性があり、脳トレにもなるスポーツとして近年注目されています。今回は、モルックの概要についてご紹介します。


最新の投稿


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。


不用品処分 環境にもお財布にもやさしく!

不用品処分 環境にもお財布にもやさしく!

引っ越し時や家電製品の買い替えなど、不用なものが発生した時に困るのが、処分方法ではないでしょうか。不用品の処分は品目によって方法が異なり、業者を利用するなどの方法もあります。そこで今回は、家庭で発生した不用品の処分方法について解説します。


健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

魚を食べることは体にいいと分かっているのに、調理の手間や骨が苦手といった理由で敬遠する方も多いよう。実際、どの世代でも性別に関わらず魚の摂取量は減少しています。そんな今だからこそ知ってほしい、魚を食べることのメリットや、手軽に食事に魚を取り入れるコツをご紹介。今より少しだけ魚を食べることからはじめましょう!


さまざまな桜の品種、いくつ覚えている?

さまざまな桜の品種、いくつ覚えている?

日本人にとって身近な桜。実は、桜の種類は数百種にものぼることをご存じでしょうか。広く知られる品種に「ソメイヨシノ(染井吉野)」、「ヤエザクラ(八重桜)」、「シダレザクラ(枝重桜)」などがありますが、その他は、あまりなじみがないのではないでしょうか。今回は、名前は知られていなくても、街角や観光地などに咲く桜をご紹介します。


脂質は大事な栄養素 見直そう!からだにイイあぶらの選び方

脂質は大事な栄養素 見直そう!からだにイイあぶらの選び方

肥満のもと、健康の敵と、なにかと悪者にされがちな「あぶら(脂質)」。しかし、生きていくために欠かせない栄養素でありむやみに断ってしまうと健康に悪影響をおよぼします。最近はエゴマ油、アマニ油など体にいいと注目されている食用油もあります。あぶらの性質や効果を学び、美味しく健康的に摂り入れましょう。