
健康習慣|夏バテ予防に「運動」が必要なワケとは
いよいよ夏本番。夏バテをしないためには、まずは基礎体力をつけることが大切です。暑くてだるいからといってゴロゴロしてばかりいると、食欲がわかず、体は冷え、さらに夏バテしやすくなってしまいます。1回10分、お家で簡単にできる体力づくりを始めましょう。

いよいよ夏本番。夏バテをしないためには、まずは基礎体力をつけることが大切です。暑くてだるいからといってゴロゴロしてばかりいると、食欲がわかず、体は冷え、さらに夏バテしやすくなってしまいます。1回10分、お家で簡単にできる体力づくりを始めましょう。
夏バテしやすい人ほど、運動で基礎体力のアップを

「夏バテには◯◯をするとよい」「夏バテには◯◯が効く」といったような、さまざまな健康法を耳にしたことがあるでしょう。しかし、それらはあくまでも補助的なもの。健康を保つためには、バランスのとれた食事と十分な睡眠、そして適度な運動が何より重要です。
体力がないと感じたり体の冷えが気になったりする人は、気温の変化に耐える力が弱く、体温の調整がうまくいっていない可能性があります。そんな人こそ、運動をして健康のベースを底上げするのがおすすめ。運動をすることで食欲が増進し、深い睡眠を得られるようになるため、基礎体力のアップにつながります。
「20分×1セット」と「10分×2セット」での運動効果の違い

「有酸素運動は20分以上続けてやらないと意味がない」という情報を聞いたことはないでしょうか。実は、これは厳密には誤りだとか。最近の研究では、20分×1セットを一気に行う場合と10分×2セットを小分けに行う場合とでは、同じ効果があるとされています。脂肪燃焼に関していえば20分以上継続するとより効果的ですが、それ以下では効果がないというわけではありません。
普段運動をする習慣がない人にとって、いきなり長時間の運動をするのはハードルが高く、体を痛めてしまうこともあります。無理なく習慣化するために、1日に何回か短時間の運動を行ってみるとよいでしょう。
室内で気軽にできる、夏バテ予防におすすめの運動

夏場は気温が高く、屋外で行う運動には熱中症のリスクがあります。そこでまずは、室内で気軽にできるものから始めるのがおすすめ。いくつか取り組みやすいものをご紹介します。
■風呂トレ
お風呂の時間を活用したトレーニング「風呂トレ」。お湯に浸かってリラックスしながら少し体を動かすだけで、効果的な運動になります。浮力によって体重が軽くなるため、体を支える腰や関節に負荷がかかりにくいのがうれしいポイント。のぼせないよう、夏場は34~36℃のぬるめの湯温で行いましょう。
■体幹トレーニング
手足と頭を除いた体の部分を「体幹」といい、背骨やあばら骨、内臓なども体幹に含まれます。トレーニングによって体幹の筋力がアップすると、基礎代謝の向上が期待できます。負荷の軽いトレーニングから始めて、毎日続けながら徐々に体を慣らしていくのが安心です。
■散歩
ジョギングやウォーキングといえば日常生活のなかで取り組みやすい運動ですが、「散歩」はもっと気軽に実行できる健康習慣です。行う時間帯によって得られる効果が異なるため、ライフスタイルに合わせて無理なく取り入れてみてください。
■ヨガ
呼吸に合わせてゆったりと体を動かすヨガは、こわばった筋肉をほぐし、血流の改善にも役立ちます。まずは初心者でも簡単にできるポーズに挑戦してみてください。毎朝の習慣として行うと体が心地よく目覚め、1日を前向きにスタートできそうです。
若い頃に比べて夏バテをしやすくなったと感じる場合、年齢とともに基礎体力が落ちていることが原因のひとつかもしれません。暑い夏を元気に乗り切るために、できることから取り組んでみてはいかがでしょうか。
関連する投稿
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
木の棒を投げてピンを倒す、ボウリングのようなスポーツ「モルック」。一見シンプルながら、点数計算やゲームの進め方などには意外と戦略性があり、脳トレにもなるスポーツとして近年注目されています。今回は、モルックの概要についてご紹介します。
ほんの少量で料理の味にメリハリをつけて、風味豊かにしてくれるスパイスたち。海外の辛い料理に用いるイメージがありますが、日本でも古くから活用されていて、なかには縄文時代の遺跡から出土したスパイスもあります。今回は、日本の食生活に欠かせない「和のスパイス」と、その健康効果をご紹介します。
筋トレというと、若い世代の方が筋肉をつけるために行うだけの運動と思われがちです。しかし、筋トレは年齢に関係なく取り組める運動で、筋肉量アップも期待できます。今回は、日常生活でも実践しやすい筋力をつけるための運動や生活習慣についてご紹介します。
年の瀬の予感とともに、書店や文具店の手帳コーナーが充実してくると、時の流れの速さにおどろきます。毎年手帳を新調する人もいる一方で、スマホの普及によって手帳が活用しきれていないという方もいるようです。今回は自分に合う手帳の選び方や、デジタルツールとの上手な併用法などをご紹介します。
最新の投稿
教えたくなる!クリスマスの豆知識 ~キリストの本当の誕生日、ツリー飾りの知られざる意味など~
12月がやってくると街路樹がライトアップされ、街並みが華やかに彩られます。日本ではクリスマスを宗教に関わらず楽しみますが、そのためかクリスマスについて知らないことも多いのではないでしょうか。この時季にぴったりな、思わず教えたくなるクリスマスの豆知識をご紹介します。
パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。
「ブリ」は、冬に旬を迎える、出世魚としても知られる魚です。和食のメニューにも取り入れられ、縁起のよい魚としておせち料理として口にする機会も多いのではないでしょうか。今回は、そんなブリの基本情報や栄養、おすすめの食べ方をご紹介します。
健康メニュー|実は万能だった!塩昆布の栄養と正しい保存法について
食卓に準備しておくと便利なのが塩昆布。おかずがやや物足りない時のご飯のおともにする他、おにぎりやお漬物にと、あれこれ重宝します。原料は昆布なのでうま味もあり、健康にうれしい栄養素も多く含まれています。何より昆布そのままよりも、手軽に食することができるのが魅力です。今回は、塩昆布の豊富な栄養と保存法などについてご紹介します。
焼売は、日本の定番中華メニューとして親しまれている料理です。蒸して作るのが一般的ですが、なぜ「焼」という文字が付いているのでしょうか。今回は焼売の名前の由来をはじめとして、日本独自の焼売文化や焼売の栄養、アレンジメニューをご紹介します。