健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
健康法|クエン酸についておさらいしよう そもそも「クエン」とは?

健康法|クエン酸についておさらいしよう そもそも「クエン」とは?

「クエン酸」と聞いてどのようなことをイメージするでしょうか。「疲労回復に効果的」「掃除に活躍する」という知識はあっても、その正体を意外と知らないかもしれません。今回は、健康的な暮らしに役立つクエン酸の活用方法をご紹介します。


「クエン酸」と聞いてどのようなことをイメージするでしょうか。「疲労回復に効果的」「掃除に活躍する」という知識はあっても、その正体を意外と知らないかもしれません。今回は、健康的な暮らしに役立つクエン酸の活用方法をご紹介します。

クエン酸とは?

クエン酸とは、レモンやみかんといった柑橘類をはじめ、梅や酢などに多く含まれる酸味成分のこと。そのため、これらの食材を口にすると“酸っぱい”と感じます。「クエン」は漢字で書くと「枸櫞」。レモンの近縁種のひとつであるシトロンの漢名「枸櫞」に由来します。

市販のクエン酸は、無色または白色のサラサラした粉末状をしています。食品にさわやかな酸味を加えることを目的に、食品添加物として使われることがあります。清涼飲料水やジャム、果物の缶詰などがその用途例です。また、pH調整剤として使われることもあります。食品のpHを調整することによって、カビ・細菌の繁殖抑制や変色防止に役立ちます。さらに、ゴボウやレンコンのアク抜き、梅干しを漬ける時に発色をよくするためにも使われます。

クエン酸はどのように体によい?

クエン酸が発見されたのは18世紀のことですが、その健康効果は古代ギリシアの時代から人々に知られていたといわれています。なかでもよく知られているのは疲労回復への効果。クエン酸は、体内でエネルギーをつくり出すサイクルである「クエン酸回路」において中心的な役割を担っています。このクエン酸回路がスムーズになると、エネルギーが効率よく生成され、その過程で疲労の原因となる乳酸が減少するため、疲労回復に役立ちます。そのほか、酸味によって唾液・胃液の分泌が促進され、食欲を増進させる効果も期待できます。

クエン酸はなぜ掃除に役立つ?

クエン酸は食品添加物として使われますが、日常生活では掃除にも役立ちます。自然由来の成分であるため、安心して使えることで注目されています。市販のクエン酸には食用と掃除用(工業用)があり、食用のものは食品衛生法の基準を満たして製造されていますが、掃除用のクエン酸はその基準は満たしていません。掃除用は口に入れることを前提としていないため、両方の用途に使いたい場合は購入時に注意しましょう。

酸性であるクエン酸は、アルカリ性の成分を中和します。特に、キッチンやお風呂の水アカや石鹸カス、トイレの尿石汚れなど、水回りの汚れに適しています。これらの汚れはカルシウムやマグネシウムといったアルカリ性のミネラル成分が含まれているため、クエン酸と反応するのです。また、トイレのニオイの原因になるアンモニアもアルカリ性なので、消臭効果も期待できます。

ちなみに、キッチンの油汚れやリビングの皮脂汚れは酸性なので、クエン酸ではなかなか落ちません。アルカリ性の重曹で中和すると落ちやすくなります。

クエン酸のおすすめの摂り方・活用法

食用に掃除用にと幅広く活躍するクエン酸。賢く取り入れて健やかな暮らしに役立てたいものです。そこで、おすすめの摂り方と活用法をご紹介します。

おすすめの摂り方

クエン酸は、柑橘類のほか梅や酢にも豊富に含まれているので、積極的に摂りましょう。特に梅干しは、冷蔵庫に常備しているご家庭が多いのではないでしょうか。ごはんのお供としてそのまま食べるだけでなく、料理の味付けに使うのもおすすめ。暑い夏には、飲みやすく手軽にクエン酸を摂れる梅シロップもいいですね。酢と納豆を一緒に食べる「酢納豆」は、2つをよく混ぜるだけで簡単にできます。食卓にもう一品欲しい時の救世主になってくれそうです。

おすすめの活用法

クエン酸にはカビ・細菌の繁殖抑制の効果もあることから、加湿器のお手入れに使うと効果的です。クエン酸を水で薄めたクエン酸水でこすり洗いやつけおきをすると、汚れやニオイがすっきり落ちます。また、柑橘類を食べた後の皮はカラカラに乾燥させて入浴剤として再利用を。クエン酸には、肌の調子を整えたり体臭を和らげたりする効果も期待できます。

疲労回復にパワーを発揮するクエン酸は、これからの季節の夏バテ予防に一役買ってくれそうです。おいしく食べて、元気いっぱいに過ごしたいですね。

関連するキーワード


健康の知識 簡単健康法

関連する投稿


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策

寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。


健康法|喉からくる風邪に 喉がつらい時の対処法まとめ

健康法|喉からくる風邪に 喉がつらい時の対処法まとめ

秋から冬にかけては、日に日に乾燥が厳しくなります。この時期の風邪は、喉の痛みからはじまる方も多いもの。なかには、この季節になると、喉からくる風邪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、喉の痛みがつらい時にすぐ試したい、さまざまな対処法やおすすめの生活習慣についてご紹介します。


健康習慣|「保湿」を見直して、乾燥する季節もうるおう肌へ

健康習慣|「保湿」を見直して、乾燥する季節もうるおう肌へ

「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。


健康習慣|疲れ目・ドライアイに 今日からできるセルフケア

健康習慣|疲れ目・ドライアイに 今日からできるセルフケア

パソコンやスマホによる目の疲れや、涙の量が減少するドライアイ、慢性的な目の疲れによる眼精疲労など、増加する目のトラブルは現代病のひとつ。目の疲れが続くと、肩こりや頭痛などの症状も出てしまうので厄介です。今回はご自身でできる、目のセルフケアをご紹介します。


最新の投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。